スポンサーリンク

Intel Skylake core i7 & i5 の詳細スペック比較

2016/9/6 改訂

Intel

Skylake の core i7 と core i5 の比較表と、歴代モデルの比較表です。

CPU を選ぶ際には多くの人はコストパフォーマンスで選ぶでしょう。
ここではパフォーマンスのみに注目し性能比較します。

一応公式での価格設定というのも公開されており表にも記入していますが、実際に流通している CPU の価格設定は異なるので、自分が購入予定の店舗や通販サイトの価格を見て現在の価格設定を確認した上で判断しましょう。
パフォーマンスを判断する上で最も注目すべき項目は、コア数/スレッド数・動作周波数・キャッシュ・グラフィックスなどです。

Skylake core i7 & i5 の詳細スペック比較

core i7 6700K 6700 6600K 6600 6500
希望カスタマー価格 $350 $312 $243 $224 $202
マイクロアーキテクチャ Skylake
対応ソケット FCLGA1151
コア数/スレッド数 4/8 4/4
動作周波数(GHz) 4.0 3.4 3.5 3.3 3.2
ターボブースト時
最大周波数(GHz)
4.2 4.0 3.9 3.9 3.6
キャッシュ 8 MB 6MB
最大 TDP 91 W 65 W 91 W 65 W 65 W
メモリの種類 DDR4-1866/2133, DDR3L-1333/1600 @ 1.35V
最大メモリサイズ 64 GB
メモリチャネル数 2
内臓グラフィックス
グラフィックス HD Graphics 530
定格周波数 350 MHz
最大動的周波数(GHz) 1.15 1.05
PCI Express リビジョン 3.0

第6世代となる Skylake では、動作クロックこそは進化は無いものの、消費電力が大きく下がったのが魅力です。
いつもどうりオーバークロック可能なのはKモデルのみですが、これまではオーバークロックしないとしても無印に対して僅かながら動作クロックが上の最上位というポジションでしたが、今作の i7 i5 の K モデルはあまりにも酷い大外れなので気を付けたい。

まず今回のKモデルは i7 i5 共に CPUクーラーが付属していない。
クーラーは最低でも4~5千円するため、価格を比べる際にはその分も考えなければならない。

この記事を書いてる時点での Amazon の最安値は、
Core i7 6700K 37,054円(+別途クーラー代)
Core i7 6700 32,279円
Core i5 6600K 26,252円(+別途クーラー代)
Core i5 6600 23,774円
となっている。

この時点でお気付きだろうか、i5 6600K にクーラー分約5千円プラスすると、1000円プラスするだけで i7 無印が買えてしまうのです。
i5 6600K をオーバークロックしたところで i7 無印の性能に追いつくわけもなく、一体誰が買うのか不思議でならないほど、まったく無意味な存在となってしまっています。

次に注目してもらいたいのが消費電力です。
今作では、前作の動作クロックを落とさずに消費電力を大幅ダウンというのが魅力なのですが、無印が 65W なのに対して、Kモデルはどちらも 91W となる。
これまでは同じ消費電力で動作クロックが高かったから上位モデルと言えましたが、26W も上がっていながら無印とのクロック差が誤差程度しかない。

そして i7 6700K に至っては、メモリがDDR4になったことを除けば前モデルの 4790K Devil's Canyon に対して、消費電力もターボブースト時の動作クロックも性能が下がってしまっているのです。
Intel は一体何を考えているのかと言いたくなるほど、スペックも価格も悲惨なモデルとなっています。

Kモデルが酷すぎることもあり、相対的に無印はどちらも素晴らしい性能です。
どちらも約1万円の差があるとして、i5 はターボブースト時の動作クロックは同じで、通常時で 0.2GHz の誤差程度しか差がない。
オーバークロックしないのであればKモデルを選ぶ理由が全くない。

i7 の方は、ターボブースト時の動作クロックが 0.2GHz 、通常時で 0.6GHz の差となるが、26W の性能差がこれでは話にならない。
これまでの常識であれば、製造過程で当たりの物をKモデルとして発売し、オーバークロックに耐えられる余裕が無い個体を更にクロック数を抑え無印として発売してるのであろうというのが一般常識でした。
今作はこの見方を変える必要があるるようで、オーバークロックしない前提の話で言えば、Kモデルは定格 4GHz が素晴らしいのではなくて、定格で消費電力・発熱が抑えられない外れ個体を性能を引き上げKモデルとして発売してるように見える。
まさかリテールクーラーでは冷却に不安があるから最初から付属させなかったのではないかと勘ぐってさえしまう。

ターボブースト機能というのは CPU 使用率が上がると必ず動いてくれるものではなく、PC全体の環境や、主にCPUの温度が影響し判断される。
そのためパフォーマンス要求時に 0.2GHz の差しかないとは言い切れないのですが、逆に普段の WEB 閲覧などのアイドル状態が大半の動作状況で考えてみたい。
そのような状況下では 1GHz もあれば十分で、 0.6GHz の差は現れない。

特に Windows10 環境では、OS 側で CPU 稼働率の設定があり、初期状態では通常時 5% で、必要に応じて 100% で動作するようになっている。
0.6GHz の差でKモデルを選ぶというのであれば、少なくともこの設定を常時 100% に変更して使用しなければつじつまが合わない。
そしてその場合、設定初期状態の無印に対して、膨大な消費電力と発熱の差が生まれることになる。

以上の状況をまとめると、今作ではオーバークロックしない環境下では無印の選択以外ありえないということになる。
また、無印の i7 と i5 を比べると、動作クロックの差は 0.1GHz しかなく、ハイパースレッティングテクノロジーの有無以外は全く差が無いことも注目したい。
筆者は無印の i7 と i5 両方を所持していますが、動画のエンコードとマルチスレッド対応のゲームのとき以外は当然ながら性能差は全くない。

最も高負荷となるゲームプレイで考えても、現時点では8スレッドをフルに使い切るゲームは無く、大抵は1コア2スレッド、もしくは2コア4スレッドを使うようにしか設計されていない。
因みに筆者が確認したところ、現在要求必要スペックが最上位クラスと思われる「Forza 6 Apex」でも、CPU は2コア4スレッドしか使われていない。
逆に言うと使われるコア数が増えるほどスレッドは二倍の差が開くため i7 と i5 の差は大きくなっていく。

今回は無印 i5 のコストパフォーマンスは圧倒的であり、最新の高スペック要求3Dゲームや頻繁にエンコードしない人なら迷わずこれを選ぶべきでしょう。

core i7 過去モデルの比較

i7 過去モデル比較 6700K 5775C 4790K 4770K 3770K 2700K
希望カスタマー価格 $350 $377 350 $350 $342 $342
アーキテクチャ Skylake Broadwell Devil's
Canyon
Haswell Ivy Bridge Sandy
Bridge
対応ソケット FCLGA1151 FCLGA1150 FCLGA1155 LGA1155
コア数/スレッド数 4/8
動作周波数 4 GHz 3.3 GHz 4 GHz 3.5 GHz
ターボブースト時
最大周波数
4.2 GHz 3.7 GHz 4.4 GHz 3.9 GHz
キャッシュ 8 MB
最大 TDP 91 W 65 W 88 W 84 W 77 W 95 W
メモリの種類 DDR4
1866/2133

DDR3L
1333/1600
DDR3L
1333/1600
DDR3
1333/1600

DDR3L
1333/1600
DDR3
1333/1600
DDR3
1333/1600
DDR3
1066/1333
最大メモリサイズ 64 GB 32 GB
メモリチャネル数 2
内臓グラフィックス
グラフィックス HD 530 Iris Pro
6200
HD 4600 HD 4600 HD 4000 HD 3000
定格周波数 350 MHz 300 MHz 350 MHz 350 MHz 650 MHz 850 MHz
最大動的周波数 1.15 GHz 1.15 GHz 1.25 GHz 1.2 GHz 1.15 GHz 1.35 GHz
PCI-E リビジョン 3.0 2.0

core i5 過去モデルの比較

i5 過去モデルの比較 6600K 5675C 4670K 3570K 2550K
希望カスタマー価格 $243 $277 $243 $235 $235
アーキテクチャ Skylake Broadwell Haswell Ivy Bridge Sandy Bridge
対応ソケット FCLGA1151 FCLGA1150 FCLGA1155 LGA1155
コア数/スレッド数 4/4
動作周波数 3.5 GHz 3.1 GHz 3.4 GHz 3.4 GHz 3.4 GHz
ターボブースト時
最大周波数
3.9 GHz 3.6 GHz 3.8 GHz 3.8 GHz 3.8 GHz
キャッシュ 6 MB 4 MB 6 MB
最大 TDP 91 W 65 W 84 W 77 W 95 W
メモリの種類 DDR4
1866/2133

DDR3L
1333/1600
DDR3L
1333/1600
DDR3
1333/1600
DDR3
1333/1600
DDR3
1066/1333
最大メモリサイズ 64 GB 32 GB
メモリチャネル数 2
内臓グラフィックス
グラフィックス HD 530 Iris Pro 6200 HD 4600 HD 4000 -
定格周波数 350 MHz 300 MHz 350 MHz 650 MHz -
最大動的周波数 1.15 GHz 1.1 GHz 1.2 GHz 1.15 GHz -
PCI-E リビジョン 3.0 2.0

現在の価格や、レビューなどはこちらの画像リンクより確認下さい。

以下は Haswell Refresh 時代の記事です。

Haswell Refresh core i7 比較

core i7 4790K 4790 4790S 4790T
希望カスタマー価格 $350 $312 $312 $303
マイクロアーキテクチャ Devil's
Canyon
Haswell Refresh
対応ソケット FCLGA1150
コア数/スレッド数 4/8
動作周波数(GHz) 4.0 3.6 3.2 2.7
ターボブースト時
最大周波数(GHz)
4.4 4.0 4.0 3.9
キャッシュ 8 MB
最大 TDP 88 W 84 W 65 W 45 W
メモリの種類 DDR3 and DDR3L 1333/1600 at 1.5V
最大メモリサイズ 32 GB
メモリチャネル数 2
グラフィックス HD Graphics 4600
グラフィックス
定格周波数
350 MHz
グラフィックス
最大動的周波数(GHz)
1.25 1.2
グラフィックス
ビデオメモリー最大容量
1.7 GHz
DirectX 対応 11.2/12
PCI Express リビジョン 3.0

過去のモデルでは、K と無印ではオーバークロックの可否以外の面ではほぼ同等でしたが、今回のモデルから K シリーズのみアーキテクチャ・開発コードネームを別に設定するほどの気合の入れようもあって、i7 に限りパフォーマンスに違いがみられます。
コストパフォーマンスも考慮すると、特別 i7 が無ければ困る人意外は i5 買うべきですが、i7 無印を買うよりは K を買うべきだと言えるでしょう。
パフォーマンスだけで見れば、i7 4790K は間違いないと言えますが、過去シリーズとイメージの異なる Devil's Canyon(悪魔の渓谷)というネーミングセンスが、売り上げの足を引っ張りかねないような気もします。
Angel Valley(天使の谷間)だったなら歴史的な売り上げを記録したこと間違いないでしょう。

Haswell Refresh core i5 比較

core i5 4690K 4690 4690S 4690T
希望カスタマー価格 $243 $224 $224 $213
マイクロアーキテクチャ Devil's
Canyon
Haswell Refresh
対応ソケット FCLGA1150
コア数/スレッド数 4/4
動作周波数(GHz) 3.5 3.5 3.2 2.5
ターボブースト時
最大周波数(GHz)
3.9 3.9 3.9 3.5
キャッシュ 6MB
最大 TDP 88 W 84 W 65 W 45 W
メモリの種類 DDR3 and DDR3L 1333/1600 at 1.5V
最大メモリサイズ 32 GB
メモリチャネル数 2
グラフィックス HD Graphics 4600
グラフィックス
定格周波数
350 MHz
グラフィックス
最大動的周波数
1.2 GHz
グラフィックス
ビデオメモリー最大容量
1.7 GHz
DirectX 対応 公式表記無し
PCI Express リビジョン 3.0

i5 シリーズは 4690K と 4690 がクロック数が同じことから判断が難しいかと思います。
i7 と同様に K はオーバークロック対応です。
金額がほとんど変わらないこともあり、オーバークロックしない人にとっては搭載されているテクノロジーの違いが決め手となります。

Kにあって無印に無い機能は、「インテル TSX-NI」です。
マルチスレッド・パフォーマンスの拡張に重点を置いた命令セットで、ソフトウェアでのロック制御を向上させることで、より効率的な並列処理の実現に役立ちます。

無印にあってKに無いのは3つのセキュリティー関連の機能です。
「インテル vPro テクノロジー」
IT セキュリティーにおける次の 4 つの重要なエリアに対処する目的でプロセッサーに組込まれたセキュリティーおよび管理性機能のセットです。
「ステーブル・イメージ・ プラットフォーム・プログラム」
標準化され、安定したイメージ PC プラットフォームを 15 カ月以上の間、特定および導入するのに役立ちます。
「トラステッド・エグゼキューション・テクノロジー」
アプリケーションをそれぞれの専用領域内でのみ実行できる環境を構築し、システム上のほかのソフトウェアから保護します。

以下 2015/8/10 以前の記事です。

お勧め CPU

※2015/8/10 一部追記
CPU は Devil's Canyon・Haswell Refresh の次のシリーズ Skylake が発売されています。
まだ CPU 自体が出揃っておらず、Core i7-6700K と Core i5-6600K の2種類だけとなります。
今これらのCPUを選ぶのは、選択の幅が狭く価格も御祝儀価格となっており、コストパフォーマンスは全く無視することになります。
この記事の変更は、もう少し出揃ってからとなりますが、今PCを新調する方は Skylake と Devil's Canyon・Haswell Refresh を見比べて検討して下さい。

2015年5月現在のお勧め CPU を2種選びました。
性能重視で i7 4790K か、コストパフォーマンスで i5 4690K です。

4790 の場合4種類あり、4790K、4790T、4790S、4790 があります。
どのように違うのかはこちらの詳細スペック比較を御覧下さい。
4790K と 4790 は、動作クロックの他にも大きな違いがあり、K の場合はオーバークロックというメーカー保障対象外の規定の性能以上で使うことが出来ます。
ですが初めて自作 PC を使う人が触れるべき領域ではないので必要無いと思います。
S は性能を劣化させ消費電力を抑える設計のもので、T はそれを更に省電力にしたものです。

i5 シリーズは 4690K と 4690 がクロック数が同じことから判断が難しいかと思います。
i7 と同様に K はオーバークロック対応です。
金額がほとんど変わらないこともあり、オーバークロックしない人にとっては搭載されているテクノロジーの違いが決め手となります。

Kにあって無印に無い機能は、「インテル TSX-NI」です。
マルチスレッド・パフォーマンスの拡張に重点を置いた命令セットで、ソフトウェアでのロック制御を向上させることで、より効率的な並列処理の実現に役立ちます。

無印にあってKに無いのは3つのセキュリティー関連の機能です。
「インテル vPro テクノロジー」
IT セキュリティーにおける次の 4 つの重要なエリアに対処する目的でプロセッサーに組込まれたセキュリティーおよび管理性機能のセットです。
「ステーブル・イメージ・ プラットフォーム・プログラム」
標準化され、安定したイメージ PC プラットフォームを 15 カ月以上の間、特定および導入するのに役立ちます。
「トラステッド・エグゼキューション・テクノロジー」
アプリケーションをそれぞれの専用領域内でのみ実行できる環境を構築し、システム上のほかのソフトウェアから保護します。

i7 と i5 では動作クロックよりも、コアに関する「ハイパースレッディング・テクノロジー」というシステムの違いが大きな差です。
これは簡単に言うと、どちらも 4コア CPU ですが i7 は実質 8コアのように動作するというシステムです。
このシステムを動作させるには周辺パーツや BIOS もこれに対応している必要があります。
このシステムは同時に処理する数の差なので、複数の処理を同時進行する使い方をされない方は i5 で十分とも言えますし、マルチスレッドに対応してないゲームなどでは、i5 の方が逆にベンチマークスコアが高い場合もあります。
但しその場合でも、i7 でハイパースレッディング・テクノロジーを無効にすれば、当然クロックが高く L3 キャッシュが多い i7 の方が上となります。

どちらを選ぶべきかは、用途と予算によります。
CPUに最も負荷のかかる、動画の編集エンコードをするのであれば、i7 を選ぶと威力を発揮します。
ゲームや動画鑑賞では差は出ないと言えますが、今後ハイパースレッディング・テクノロジーを使いこなすゲームが出てきたときは話が変わってきます。
CPU の性能向上は頭打ち状態になりつつあるので、長く使う可能性を考えると i7 を買っておく方が良いかと思います。
但し CPU の相場が高いときは、i7 と i5 の価格差は大きく開くこととなるので、その場合はコストパフォーマンス的に i5 を選ぶべき時もあります。

ゲームや動画編集に縁が無い人は i5 でもオーバースペックなほどです。
ここで言うゲームとは本格的な3Dゲームのことであり、ブラウザゲームやアプリ程度では i5 の能力も必要ありません。
特に動作の重いアプリケーションを使わず、インターネットと事務作業しかしないのであれば i3 で十分です。

スポンサーリンク
sns1 RSS Feedly はてな Line Tweet FaceBook sns2 Follow Follow none none none none
スポンサーリンク

コメント

_____________________________________________________________________________________________________
net PV