グラフィックボードはコストパフォーマンスが重要、おすすめメーカーと評判

グラフィックボードはコストパフォーマンスが重要、おすすめメーカーと評判

最終更新:2019/1

この記事は GTX700~1000 時期の内容となっています。
2019年現在 RTX2000 シリーズが GTX1000シリーズより更に価格を上げてきたこともあり、RTX2060 でもおすすめできるグラフィックボードと言えなくなってきたので、Radeon への変更も含めて考え直す必要が出てきたため最新記事は保留中です。

まず最初に自分には必要なのかを考える必要があります。
現在では Intel CPU には内臓グラフィック機能が搭載されており、それに対応したマザーボードを使えばグラフィックボードが無くても PC は動きます。

グラフィック機能が必要とされるのは、まず最初に日頃の PC 操作感です。
マウスポインタの表示が追従しきれてない。
ウィンドウをドラッグしたときにカクつくなど。
これらの不満があるようでは、仕事やインターネットをやるだけでも性能不足ということになります。

次に動画の処理です。
ブルーレイディスクを再生してカクつきが無いか。
Youtube などの動画サイト(回線速度は足りている前提)で、最高画質設定でも不自由なく再生されるか。

最後にゲームです。ブラウザ上でプレイするフラッシュゲームでは最大に重いゲームでも内臓グラフィックで足りますが、戦闘ゲームなどでは高画質設定では十分な FPS は出ないでしょう。
本格的な 3D ゲームの場合、2010年以前の 3D ゲームなどは、内臓グラフィックである程度出来てしまうほど性能には上がっていますが、新しいゲームはまともにできないと思ってよいです。
ここで言うゲームとは、格闘・FPS・レース・エアコンバット・フライト・ロールプレイング(MAP 移動が 3D の物)、などの、高性能グラフィックを必要とするジャンルを目安にしています。
移動が 2D のロールプレイング・アドベンチャー・シミュレーション・テーブル・パズル、などではグラフィック機能を多くは必要としません。

まずは CPU 内臓グラフィック機能を使ってみて、物足りないと感じたら後からグラフィックカードを取り付けるのが良いでしょう。
グラフィックカードは 3D ゲームに限らず PC 全体の描写にもかかわっていますし、負荷が無い余力がある状態では他のパーツの処理を助ける機能などが搭載されており、PC 全体のパフォーマンスが劇的に変わるパーツでもあります。

NVIDIA GeForce と AMD Radeon

大元のグラフィックボードのメーカーは現在2メーカーで、「NVIDIA GeForce」と「AMD Radeon」です。
利用者が多く、ゲームメーカーが推奨スペックなどに記載されることが多いのは「NVIDIA GeForce」です。
店頭でも並んでいるのは大半が「NVIDIA GeForce」です。

どちらのメーカーを選ぶにしてもベンチマークサイトなどで性能比較表などから判断することになると思いますが、大体の目安を言うと最新のゲームを並みの画質設定や解像度でストレス無くプレイするなら2~4万円程度のグラフィックボードが必要といった感じでしょうか。
数千円~1万円程度のグラフィックボードでは、CPU 内臓グラッフィックと大差の無い無駄な出費となります。
Amazon などで1万円程度のカードが一番売れてるようなレビュー数や人気表示になっていたりしますが、それは内蔵グラフィックが無い CPU を使ってる人や、昔は売れていた品ということです。
Core i7 や i5 を買う人が選ぶものではありません。

製品名と表記

では ASUS の商品を例に説明します。

ASUSTek NVIDIA GeForce GTX960 STRIX-GTX960-DC2OC-2GD5

ASUS Tek
メーカー名です。NVIDIA のボードに独自のファンを取り付けたり、オーバークロックチューニングを行ったりします。
二次メーカーみたいに思ってもらえればいいです。
NVIDIA
元になっているボードのメーカー名です。
基本的に日本では二次メーカーが手掛けた独自設計モデルしか買えないことが多いですが、Amazon では Nvidia の標準設計リファレンスモデルが売られることもある。
リファレンスモデルは僅かに性能が低いのが一般的ですが、価格差によってはこちらの方がお得な場合がある。
GeForce GTX960
シリーズ名、グレード名などで、そのグラフィックボードの性能を判断する最も重要な部分です。
STRIX-GTX960-DC2OC-2GD5
メーカー独自の商品名や型番になります。
型番中 2G
ビデオメモリの搭載量です。多いほど性能が上がります。近年の GTX シリーズでは、3GB~8GB が主流です。
型番中 OC
オーバークロックの意味で、ボードメーカーによって性能アップのチューニングが施されていることを表します。
内容はメモリ搭載量のアップやメモリクロックの速度アップなど様々です。

NVIDIA GeForce GTX

2016年夏現在の Nvidia の主力ラインナップは、発売間もない GTX1080・GTX1070・GTX1060 と、一つ前のモデルの GTX980・GTX970・GTX960 です。
Intel CPU の内臓グラフィックに対してどれほどパフォーマンスが上がるのか?というところが購入を決めるポイントになるかと思います。
パーツの性能を調べるためのベンチマークソフトというものがあり、負荷をかけた状態でスコアがどれほど伸びるのかをテストして比較することで、パーツのパフォーマンスを判断するのが一般的です。
大手ベンチマークサイトのデータを元に、該当カードと CPU の数値を抜粋すると以下のようになります。

パーツ スコア 備考
GeForce GTX 1080 12,619 2016年モデル。
GeForce GTX 1070 11,487 2016年モデル。
GeForce GTX 1060 10,258 2016年モデル。
GeForce GTX 980 9,687 2014年モデル。
GeForce GTX 970 8,650 2014年モデル。
GeForce GTX 960 6,005 2015年モデル。
Intel Iris Pro 6200 1,530 「Broadwell」の内臓グラフィック。
Intel Iris Pro 5200 1,201 メーカーPC内臓CPU専用。
GeForce GTX 280 1,197 2008年モデル。
Intel HD 530 962 現在の主力CPU「Skylake」の内臓グラフィック。
Intel Iris 6100 955 メーカーPC内臓CPU専用。
Intel HD 6000 784 メーカーPC内臓CPU専用。
Intel HD 5200 777 メーカーPC内臓CPU専用。
GeForce 8800 GTX 776 2006年モデル。
GeForce 9600 GT 749 2008年モデル。パフォーマンス・価格、により人気が集中したモデル。
GeForce GT 630 743 2012年モデル。
Intel Iris 5100 741 メーカーPC内臓CPU専用。
GeForce 9800 GT 727 2009年モデル。
Intel HD 4600 724 「Devil's Canyon」「Haswell Refresh」の内臓グラフィック。

グレードの詳細な違いなどはこちら↓の詳細スペック比較をご覧下さい。
Nvidia 歴代グラフィックボード詳細スペック表

御覧のように現行型のグラフィックカードを取り付けてると、異次元のパフォーマンスアップになることがお解かり頂けると思います。
Intel HD 530 のスコア 962 の力は、目安で言うと 2010年くらいまでの DX9 ゲームで、フルHDなら各映像設定を低く設定すれば問題無くプレイできるようなレベルです。

メーカー PC の CPU 内臓グラフィック機能が自作 CPU のスペックより高いのは、ノート PC ではグラフィックボードを搭載できない物が大半なので、CPU 性能を大幅に下げてグラフィック性能を上げているものが多いためです。
肝心な CPU 性能では自作 PC のデスクトップ用が圧倒的に上です。

グラフィックボードの賢い選び方

近年は違った傾向ですが、過去15年ほどを見るとパフォーマンス重視の x70 と、コストや消費電力重視の x60 で迷うのがいつものパターンでした。
グラフィックボードは価格が一定のまま、半年から一年で一定のパフォーマンスが上がる成長を続けていたためです。
成長レベルの目安としては、現行型の x80 は次期モデルの x70、同様に x70 は次期モデルの x60 となります。
価格は x80 が7~8万、x70 が4万~、x60 が2.5万~となるので、x80 はコストパフォーマンスが悪すぎるということなります。
割高なのを覚悟で少しでも現在のハイパフォーマンスを使いたいのであれば x70 となります。

x70 が安いか、x60 の性能が不十分なシリーズであれば例外ですが、最も賢いのは x60 を買うことです。
性能に不満が出るまで長く使い続けても良いですし、定期的に買い換えても良いでしょう。
一年に一度モデルチェンジだとすれば、

x80 を4年間使って8万の出費で4年落ちの4型遅れ、
x60 を一型飛ばしで2年に一度買い換えたとして、4年後には現行型のミドルクラスで、3枚の合計7.5万。

同等のコストで4年後には圧倒的に x60 の方が性能が上となるわけです。
但し x60 を使い続けるのは常にパフォーマンスが足りないという方は、若干コスパは下がりますが x70 を使い続けるというのも良い選択でしょう。
x80 にさえ手を出さなければ大損はしません。
具体的にベンチスコアを並べてみれば一目瞭然です。

GTX シリーズに 800番代と 300番代(リネームモデルで消費)は無いため、GTX9xx の4型遅れと言えば GTX4xx シリーズです。
当時8万円以上のハイエンド GTX480 でスコア 4,327
4型後の2.5万ほどのミドルクラス GTX960 のスコアは 6,005
GTX460(2,639)→GTX660(4,119)→GTX960(6,005)と乗り換えた人の方が得をすることがお解かり頂けると思います。

掲示板での発言で多く目にするのが、現行モデルの数種のスコアと価格を比べて「x80 は凄い、コスパも良い」などといった発言です。
全く間違っています。過去の歴史において x80 がコスパが良かったときなど一度もありません。

近年の傾向と GTX1000 シリーズ

グラフィックボードのおすすめメーカーと評判

GTX700 シリーズから GTX900 シリーズまではパフォーマンス面で頭打ち傾向にあり、若干のパフォーマンス向上と大幅な電力消費削減というモデルチェンジを繰り返していました。
GTX1000 シリーズでは久々に性能が跳ね上がりました。
そして消費電力は逆に下がるという歴史に残る快挙です。
過去の例で言うと 9600GT が歴史に残る名作ですが、今回の 1060 と 1070 はそれに並ぶ力を持っています。

しかし価格設定に問題があり、GTX1000 シリーズは、過去のシリーズと比べて平均して1~2万高いです。
発売開始当時の価格は、

GTX 1080:10万円~
GTX 1070:6.5万円~
GTX 1060:4万円~

9600GT が名作として特別扱いされてきたのは、パフォーマンス・安定性・コストと三拍子揃っていたからに他なりません。
次のモデルが出るころには流石に下がると思いますが、いくら性能が跳ね上がったとはいえ、ゲーム側はグラフィックボードがボトルネックで要求スペックを上げられない状態なのですから、とても性能が上がったとは言えないのですが、一体何を勘違いしたのでしょう。

今回の世代交代が、x80 シリーズを買うと後に無駄な出費となる典型的な例ではないでしょうか。
ミドルクラスの GTX1060 が前モデルのハイエンド GTX980 に並んでしまったのです。
8万円払った GTX980 ユーザーは一年間最強のポジションに君臨するわけですが、GTX1060 3.5万円の登場によりミドルクラスのユーザーでしかなくなり、消費電力は GTX980 の方が 40W ほど高いわけです。
勿論、最高性能保持者で居たいために今度は GTX1080を 買う選択をする人もいるでしょう。
しかしそれをカモと言うのです。
何故なら現在異次元の性能を誇る GTX1080 でさえ、次のモデルまでのハイエンドでしかないからです。

更に厳しいことを言えば x80Ti(今作では15万オーバー?)などが本当の最高グレードで、それを選ばない以上は所詮コスパを考えて x80 を買ってその計算が間違っているに過ぎません。
グラフィックボードはゲームの要求スペックとの比較で選ぶ物であり、カード同士のパフォーマンスだけを比較して良し悪しを決める物ではないのです。

GTX1060 シリーズおすすめメーカー

以下 GTX1060 登場間もないころの記事です。
MSI が消費電力関連の設計でやらかしたようで、新しいモデルでまともな物が出るまでは避けるべきです。
ASUS が他に対して極端に高い価格設定のため話になりませんし、1060 は消費電力でやらかした可能性が高く、発熱に問題でもあるのか3連ファンで一社だけ極端に基盤が長い。
今後2連ファンを出すと思われるが、消費電力も下がるかどうかに注目したい。
GIGABYTE は相変わらず購入者が少ないのか話題が少ないですが、ショート基盤モデルに関しては経験豊富なメーカーなので、ショート基盤を選ぶ人はここか ZOTAC になるでしょう。

今回は筆者にしては珍しく、筆者が実際に購入した ZOTAC の2連ファンの AMP Edition をおすすめしたい。
まず価格面で最安値の「玄人志向」と比べて1~2千円の上乗せ程度でしかなく、次の Gigabyte と比べると4千円程安い。
玄人志向より冷却性能は高く、何よりデザインに大差がある。
今作ではヒートパイプなどの取り付けもしっかりした良い感じで、ファンも大型で素晴らしい。
消費電力 120W が自慢の GTX1060 だが、電力で失敗した MSI を除外しても、ASUS も公式で最大 225W などと不安な要素も書かれており、本家 Nvidia 製は 6PIN だが、ASUS・MSI・Gigabyte は8Pin で、ZOTAC・玄人志向は 6PIN です。
低温時にはファンを止めて静音・省電力を実現する機能を持つのは、MSI と ZOTAC のみ。
このように筆者としては今回は消去法で ZOTAC となりました。
大手掲示板や Amazon のレビューでも今回は ZOTAC が評判が良いですし、売り切れるペースを見ていても間違いないです。

以下 GTX900 シリーズ時代の記事

GTX900 シリーズおすすめメーカー

EVGA

個人輸入限定になりますが、グラフィックボードに限らず本家アメリカで圧倒的人気 No1 を誇る「EVGA」です。
ですがこれは現在日本での流通は無く、USA アマゾンなどから個人輸入で購入するしかありません。
当然トラブルがあれば英語での対応となります。
日本のアマゾンで並行輸入品として少々の流通はありますが、出品者はアマゾンではないのは当然ですし、数も少ないので入手は困難です。
ユーザー数は少ないですが日本でも評判は良いです。

ASUS

マザーボードで一番人気のメーカーですが、グラフィックボードでも一番人気です。
元々人気のある ASUS が GTX9 シリーズにおいて抜群に評判が良いです。
とにかく静かで、つまりファンがそれほど回らないと言うことは、発熱が少なく消費電力も少ないと言うわけです。
いつもはパフォーマンスと安心の ASUS というポジションですが、今回は MSI のお株を奪う活躍です。
主要な基盤類であるだけに開発環境も考えるとマザーボードと揃えておくというのは正しい選択にもなるでしょう。
今回は ASUS が一番評判が良いです。

MSI

次点で筆者が選ぶならやはり MSI です。
静かで省電力でコスパも良い商品を開発します。
ただ流通量が少なめなので、情報も少なめです。

この2メーカー以外でと言われれば、ZOTAC をすすめることになります。
マザーボードは作ってないメーカーですが、グラフィックボード専用メーカーの中では一番流通量も多く、MSI 以外では唯一 ZOTAC が低温時にファンを停止し、静音・省電力の機能を持っており、MSI より少し安く買えます。
筆者は実際に ZOTAC の GTX960 4G モデルを購入してます。
コスパも含めた評判となると ASUS に近い人気があります。

ショート基盤モデルが好みの方には Gigabyte もおすすめです。
基本的に金額に大差が無いのであれば、マザーボードも作っているメーカーで選ぶ方が良いです。
更に言えば開発環境に合わせて、マザーボードとグラフィックボードを同一メーカーで揃えた方が良いでしょう。

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