Chrome と Firefox の複数アカウントや ID での多重起動方法

Chrome と Firefox の複数アカウントや ID での多重起動方法

一つのサービスで複数のアカウントを使い分けてる方は多いと思います。
例えば、マイクロソフトアカウント、Google、Yahoo などで複数の ID を使い分けてる場合です。
その場合、アカウントを切り替える度にログインしなおすのは面倒かと思います。
Chrome や Firefox では異なるアカウントでログインした状態で多重起動できるプロフィール機能があります。
Chrome ではオプション内にユーザーという項目がありますが、これは中途半端な機能で不便なのでおすすめできません。

本来ページの最後に書く内容なのですが、どちらかのブラウザしか読まない人が多いと思われるので、見落としが無いように先に書きますが、別アカウントでの多重起動の流れを理解してからでないと意味が解らないと思うので、先に本題を読んでから最後にここもお読み下さい。

皆さんはブラウザが調子が悪くて手に負えなくなったときに、一旦アンインストールして再インストールしていたかと思います。
この手法の副産物として、ブラウザの修復や再インストールからおさらばできるので、筆者の使い方を強くおすすめします。

この手法の最大の魅力として、デフォルトの Chrome や Firefox をまっさらなまま修復用ファイルとして保管できることです。
最初に使うプロフィールの時点で新たにユーザーデータを作成することにより、デフォルトのユーザーデータに変更を加えず保管できることから、調子が悪くなったら更に新たにユーザーデータを増やせば、そのデフォルトのフォルダからコピーされて誕生するためトラブルが発生していない新品のユーザーデータが作成できるのです。
この記事内容を実行するのであれば将来のためにもブラウザをクリーンインストールすることをおすすめします。

Google Chrome

Chrome の場合は、ショートカットのパスにコマンドを追記することで可能となります。
今まで使っていたデフォルトのショートカットをコピーするか、インストールフォルダ内にある実行ファイルから新たにショートカットを作成します。
Chrome は OS や Chrome のバージョンによりインストール先が異なります。

Windows10 64bit に Chrome 64bit 版をインストールした場合の実行ファイルのパスは、
C:¥Program Files (x86)¥Google¥Chrome¥Application¥chrome.exe
となり、Chrome は何故か 64bit 版を通常は 32bit アプリケーションのインストール先である x86 フォルダにインストールします。

まず最初に新たに作成するプロフィール名を決め、そのデータを保存するフォルダを作成します。
ここでは例として、

プロフィール名「2nd」
ディレクトリ「D:¥Chrome User Data¥2nd」


とします。

作成したショートカットを右クリックしプロパティを開き以下のように編集します。
ショートカットタブのリンク先の欄に、元々入力されているパスの後に次のコマンドを加えます。
頭に半角スペースが入ります。

 --user-data-dir="D:¥Chrome User Data¥2nd"

元の状態が次のようなパスだったとすれば、
"C:¥Program Files (x86)¥Google¥Chrome¥Application¥chrome.exe"
以下のように後ろに付け加えます。

"C:¥Program Files (x86)¥Google¥Chrome¥Application¥chrome.exe" --user-data-dir="D:¥Chrome User Data¥2nd"

Chrome と Firefox の複数アカウントや ID での多重起動方法

作業フォルダは何も変更しなくて構いません。
もし他にもコマンドをプラスする場合は半角スペースを一つ挟んで繋げます、
例えばキャッシュフォルダを「E:¥Temp」に変更するとして、それを繋げると以下のようになります。

"C:¥Program Files (x86)¥Google¥Chrome¥Application¥chrome.exe" --user-data-dir="D:¥Chrome User Data¥2nd" --disk-cache-dir="E:¥Temp"

新たに作ったこのショートカットで起動すると、ID やパスワードのログイン情報や、拡張機能のアドオンなどが全て初期状態の Chrome が立ち上がります。
(デフォルトのインストールディレクトリのユーザーデータに手を加えていなかった場合)
これまで使っていたショートカットで起動した Chrome は今までのままで、更にプロフィールを増やせば独立した Chrome が好きなだけ増やせます。
ID の使い分け以外にも、用途によってアドオンを違うものをインストールできるのが魅力です。

Mozilla Firefox

Chrome とは違い多少はプロファイル機能が使いやすい作りになっているのですが、それでもメニューから作成できるような親切な設計ではありません。
まず最初にプロファイル機能を使って新たなプロファイルを作成します。

開いている Firefox は終了し、Firefox が立ち上がってない状態で、
スタートメニューを右クリック>ファイル名を指定して実行 から、
firefox.exe -p
と入力し、OK を押すとプロファイル作成画面が立ち上がります。
「新しいプロファイルを作成」を選択し、お好みの名前で作成します。

Chrome と Firefox の複数アカウントや ID での多重起動方法

これまで使っていたショートカットをコピーして複製するか、プログラム本体から新たにショートカットを作成します。
Windows10 64bit に Firefox 64bit 版をインストールした場合の実行ファイルのパスは、
"C:¥Program Files¥Mozilla Firefox¥firefox.exe"
となります。

ショートカットを右クリックしプロパティを開き以下のように編集します。
ショートカットタブのリンク先の欄に、元々入力されているパスの後に次の文字列を加えます。
 -P (作成したプロファイル名) -no-remote
元のパスが次の状態で、

"C:¥Program Files¥Mozilla Firefox¥firefox.exe"

作成したプロファイル名が「2nd」だとすれば、

"C:¥Program Files¥Mozilla Firefox¥firefox.exe" -P 2nd -no-remote

と加えれば完成です。

Chrome と Firefox の複数アカウントや ID での多重起動方法

立ち上げた際に毎回プロファイル選択画面を出したければ次のように設定します、

"C:¥Program Files¥Mozilla Firefox¥firefox.exe" -no-remote -p

コメント