インターネットの危険性と安全対策:危険の種類

インターネット初心者のための、安全なインターネット講座です。
パソコン・スマートフォンほぼ共通の講座となります。

10~15年前ではこういう話題に触れるサイトも多かったですが、近年ではあまり見かけなくなりました。
それはパソコンが当たり前のように普及し、誰もが知識があって当たり前の時代になったからでしょう。

ですが近年ではスマートフォンの普及により、パソコンでは経験が無い人が新たにインターネットを始める機会が増えてると思います。
>ここで一つ重要なことは、スマートフォンは電話の形をしたノートパソコンだと理解することです。
電話の音声通信のシステムを除いては、他は全てパソコンの技術を使っています。
そして悪徳サイトにとってはありがたいことに、スマートフォンはパソコンと違い端末情報を送信するので個人情報を収集しやす、電話の請求と一緒に請求する方法もあるため、お金を取りやすいのが特徴です。

これだけ危険度が高いスマートフォンですが、恐ろしいことに利用者のほとんどが全く無防備な状態で使っています。
多くの人がスマートフォンを契約したら、メールの設定をし、好きなアプリを入れて使うだけです。
セキュリティーソフトが必要なことを知らず、そういったものが存在することすら知りません。

パソコンやスマートフォンを絶対安全に使うためにはどうしたらよいのか?
答えは簡単です、インターネットに接続しないことです。
しかしパソコンではこれでもやれることはありますが、スマートフォンでこれをやってもただのゴミです。

では絶対安全にインターネットを行うにはどうしたらよいのか?
残念ながらその様な方法はありません。
なので少しでも安全に行うにはどうしたらよいのか?という話をします。

インターネットの危険の種類

インターネットを使う上で脅威となるのは、

  • ウィルス
  • スパイウェア
  • アドウェア
  • ハッキング
  • クラッキング

などがあります。

ウィルス

端末を異常な状態にするのが目的で、主に愉快犯が行います。
動作は様々でウィルスにより異なります。
端末内にあるメールソフトを勝手に使い、登録されているアドレスにウィルスを自動送信するなどの動作を行うものもあります。

スパイウェア

ウィルスと似ていますし、これを含めてウィルスと呼ばれるのが一般的です。
トロイの木馬などが含まれます。
あなたの情報を盗み出すのが目的で、最終目的は金銭を奪い取ることにあります。
プログラムを潜入させ、端末内の情報を収集し、外部に送信します。

アドウェア

端末に広告プログラムを仕込み、普段使っているときに画面上に広告がポップアップするなど、有料契約の促進を目的としたものです。
主にアダルトサイトの閲覧から侵入するケースがほとんどですが、悪質なフリーソフトやアプリケーションやアドオンなどからも侵入します。

ハッキング

スパイウェアのトロイの木馬と似ていますが、違う点はプログラムではなく人間が回線を通じて直接侵入し、遠隔操作により情報を盗み出すという点です。
セキュリティソフトなどである程度はブロック可能ですが、上級者のハッカーの侵入を防ぐ方法はありません。

例えば空軍の設計図を盗み出すような、国家機密でも盗み出すハッカーが居るわけで、そういう人に対して市販のどんなに高価なセキュリティソフトを導入したところで、何もしてないのと同じです。
またハッカーは痕跡も残さないので、情報が盗まれた人は被害が出るまで気付くことはありません。
ですが皆さんのような一般人に対してそこまで高度なハッカーが侵入する可能性は低いでしょう。

金銭目当てのハッカーはそれほど技術は高くないのが一般的なので、セキュリティソフトは必ず導入しましょう。

クラッキング

防ぎ方がハッカーと同じであるため一緒にされることも多いですが、ハッカーとクラッカーの目的は全く違います。
ハッカーは有益な情報を盗み出すことが目的ですが、クラッカーは端末を破壊することが目的です。

一般的には OS を異常にするなど、ソフトウェアを破壊する場合が多いですが、高度な技術があるクラッカーであれば、ハードウェアつまり機械その物を破壊することもあります。

機械を叩いたり投げたりしないでどうやって壊せるのかと疑問に思う方も居るかもしれませんが、至って簡単な話です。
CPU やモメリやグラフィックチップを限界を超えたオーバークロック状態で動作するように設定すれば、熱暴走により壊れます。
ハードディスクを永遠と回転させれば、それほど長くかからず破壊されます。
ディスクドライブやモデムやルーターなどはファームウェアを破壊すれば工場に持っていかなければ治せません。

このようにクラッカーは極一部の凄い人にしか出来ないわけではなく、はっきりいってハッカーは全員できます。
それをやっても自分に徳が無いからやらないだけなのです。

対策方法

上記の危険を大きく分けると二つに分類されます。
ハッカーの侵入による脅威。
不正プログラムの侵入。

ハッカー対策

究極な話をすれば防ぐ方法がありません。
世の中凄い人が居るもので、NASA や FBI や CIA や軍のコンピューターにアクセスしてしまうハッカーが居るのです。
それらの施設と比べたらあなたがどれだけ頑張って対策したところで紙一枚でバリアを張ってるようなものです。
とは言えそういった世界の一握りの人達はあなたの PC には何の用もなく盗むものもありません。
それよりも遥かにレベルは低いが、個人の PC 程度なら進入できるという人達は山のように居ます。
そういった人達へ向けてセキュリティを上げることは大いに有効なのでしっかり行いましょう。

ハッカーの侵入を防ぐには、パソコン一台しか繋いでない環境でも、ONU だけではなくルーターも使うことです。
最近の NTT では ONU とルーター一体型のものが主流です。
ルーターを使うことで格段にセキュリティがあがります。
基本的にネットの接続設定だけやって他は初期設定のままで問題ありません。

次にファイアーウォールを導入することです。
Windows では OS に標準装備されていますが、不安であれば更に市販のセキュリティソフトも導入しましょう。
可能な限り高く設定し、許可プログラムをセーフリストに後から登録していくスタイルが望ましいです。

Windows にはリモートアクセスという、遠隔操作によるサポートシステムが導入されています。
マイコンピューターのプロパティなどに設定項目があるので、全て無効に設定します。
スタートアップのサービスの種類をチェックし、関連したものを停止します。
Windows10 なら、デスクトップの PC アイコンを右クリック>プロパティ>システムの詳細設定>リモート>オフ・許可しないなどに設定。
Windows XP には「Remote Procedure Call」という項目が二つありますが、これは停止してはいけません。

不正プログラム

不正プログラムの侵入経路は様々です。
インターネットに接続してるだけで侵入するタイプ。
サイトを閲覧中に、ボタンをクリックなどして侵入するタイプ。
ソフト・アプリケーション・プログラム・アドオンなどに付属して侵入するタイプ。

外部にアクセスするタイプはファイアーウォールでもブロックされますが、アドウェアやパソコンに悪影響を与えるプログラムはウィルス対策ソフトが必要になります。
とは言え Windows10 には最初から Windows Defender が搭載されており、これで十分です。

何故これで十分かというのは、別の記事でフリーアンチウィルス特集を書きましたので参考にどうぞ。

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簡単に言えば Windows Defender も含めて他社製品も大差が無く、Windows Defender は他社製品で言うところの標準の中設定辺りの設定です。
これ以上上げると日頃の使用で色々と面倒なことになってくるのですが、それでも上げたいという人は Windows Defender にはレベルを上げる設定が無いので用が足りないということになるのです。
その場合他社のセキュリティソフトを導入することになるのですが、よほどアンダーグランドなサイト(というか違法サイト)を巡回する人でもなければその必要はないと思います。

今の時代は PC に詳しい人ほどセキュリティは Windows 標準のままといった人が多いです。
PC に詳しい人の特徴として、危険なサイトの判別ができる、見られて困るデータは全てオフラインドライブに保管している、日頃からバックアップに全力を注いでいる、といった感じです。
盗まれたら困るデータが無い PC で、数時間で OS の再インストールと各種ソフトの設定復元まで終わる準備があればそれこそが無敵なのです。
どんなに高価なセキュリティを導入しても入るときは入るので、優先順位はバックアップが上というわけです。

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