ブラウザで使える RSS リーダー「Feed Watcher」


投稿日:2016/11/23
筆者が毎日お世話になっている RSS リーダー「Feed Watcher」の紹介です。
スマートフォン向けアプリや PC 向け サービス各種を提供する、「カレット株式会社」の無料サービスです。
カレット株式会社は日本の会社(重要なポイント)です。
RSS リーダーサービス開始一年ほどで Mozilla Firefox の標準搭載フィードリーダーとして採用されています。
カレット株式会社のサイトは↓こちらです。Feed Watcher への直接リンクは使い方の項目に記載します。
http://www.ca-ret.co.jp/
RSS リーダーと SNS の変化
近年 Google や Yahoo といった大手の RSS リーダーが閉鎖ラッシュ状態でありますが、これは一説には SNS の普及などにより利用者が減っているからだと言われています。
ですが RSS リーダーを好んで使っている人にとって SNS が完全に代わりになるかというとそうではありません。
SNS はサイトの管理人がそれぞれのサービスに連携設定し、自動書き込みまたは手動で書き込みを行わない限り読者に情報が届きませんし、サイト管理人がそれらの SNS アカウント一切作っていなければ、毎日サイトを訪れるか RSS で情報取得するしかありません。
また大手 SNS といえば Twitter、Facebook などが挙げられますが、サイト運営者と閲覧者で利用しているサービスが一致するとも限りません。
そもそも SNS は本来 RSS リーダーとして使うものではないので、表示スタイルが RSS 向きではなく、フォロー数が増えるほど RSS リーダーとしては扱いにくくなります。
以上のような理由から RSS リーダー利用者が多く残っているのは事実ですが、筆者が想像するに大手の閉鎖が続いている理由は、RSS リーダーはサービスサーバーが一気に大量のサイトにアクセスしなければならないため、システム上の負担とそれに伴うコストの増大、つまり利益面で問題があるというのが一番の理由ではないかと思います。
Feed Watcher を使う前に知っておいてほしいこと
My Yahoo がサービス終了して困った経験がある筆者としては、Feed Watcher まで無くなられては本当に困るので、皆さんにも知っておいてもらいたいことがあります。
インターネットが普及したのは広告システムが発展したからと言っても過言ではありません。
現代では調べたいことがあれば Google 検索をすれば必ず答えが無料で見つかります。
この「必ず」と「無料」を支えているのが広告です。
しかし技術の発展に伴い、セキュリティソフトやブロックアドオンなどによってそのシステムが破壊されました。
無理やり広告をクリックさせるような悪質サイトの登場により、こういったブロック機能も必要とされたわけですが、被害を受けたのは優良サイトと無料でサービスを受けていた皆さんです。
こういったツールを導入している方は、優良サイトだからといってわざわざブロック機能をオフにはしません。
無料で広告も見ずにサービスを受けられるのが当たり前といった非常識が蔓延してくると、Google や Yahoo といった大手ですら広告収入以上に経費の掛かるサービスは終了するしかないのです。
2000年以前の Google 検索しても全く答えが見つからない時代に逆戻りしたくなければ、ユーザー側ももう少し考えなければなりません。
広告システムが機能しなくなるということは、この世から個人サイトが消え、SNS が消え、Wiki が消え、5ch などの大手掲示板が消え、Google マップが消え、Youtube などの動画サイトは有料サイトとなり、有益な情報ページには全てログインと支払いページが設置されるのです。
行きつく先はスマフォが必要無くなりガラケーに戻っても不思議はありません。
今は皆さんの力でお気に入りのサイトを支える意識が必要な時代です。
この項目を読んで頂き、ありがとうございました。
RSS 難民の最後の地となるか Feed Watcher
文章だけ表示する RSS リーダーでよければ Chrome の拡張機能でも可能ですが、サムネイルを表示できる RSS リーダーとなると中々見つかりません。
Feed Watcher をおすすめするのは何よりもサムネイル表示機能があるからです。
筆者自身がサムネイル表示が無いと困るのでここを強調してしまいますが、恐らく皆さんも同じではないかと思います。
登録サイトの並び順なども好みでカスタマイズ可能で、Windows10 のスタートメニューのタイルのような使い心地です。
SNS のアカウントが利用できるので、改めてアカウント作成は必要ありません。
無料サービスでありながら広告は一カ所と控えめで、ユーザーに優しいデザインとなっていますが、これで大丈夫なのかと不安にもさせられます。
Feed Watcher の使い方
まずは Feed Watcher にアクセスしてログインします。
トップページはこちらです。
http://feedwatcher.net/
ログインし、サイトを登録した状態では以下のような表示になります。
- オプション設定は全てこの歯車の中にあります。
- Feed Watcher の更新情報などが記載されます。
- 自分が登録した RSS 更新情報表示欄。
表示列数などはカスタマイズ可能で、各サイト毎に表示件数やサムネイルの有無の設定が可能。 - 控えめな広告欄はここ一か所のみ。
- RSS 以外にも Yahoo ニュースのウィジェットなどのパーツも豊富です。
各サイトの表示方法は、それぞれのサイト名のバーにある歯車アイコンから行います。
このように10件表示に設定しても、筆者の運営するゲームサイトでは最新5件しか RSS 発信していないため、そのような場合は5件しか表示されません。
同様に、サムネイル表示するように設定しても、サイト側が記事中に画像があっても RSS には画像を配信しない設定の場合は、文字だけの表示となりサムネイルは表示されません。
オプション設定ではこのように自分好みにカスタマイズできます。
赤枠のところが RSS のアドレス登録欄です。
通常はアドレスが xml で終わるフィードアドレスを登録しなければならないものですが、Feed Watcher の素晴らしい点として、登録したいサイトのトップページアドレスを入力するだけで、自動でフィードアドレスを取得し登録してくれます。
もしこれがどのようなマイナーサーバーでも自動で取得できる仕組みなのであればこれ程有難いものはないのですが、もしかしたら有名な大手サーバーのみ xml ファイルのアドレスパターンが登録されていて自動修正を行っているのかもしれません。
もしトップページアドレスを入力しても機能しない場合は、以下に記載する手動でのフィードアドレスの取得が必要となります。
フィードアドレスの取得方法
当サイトのように、RSS アドレスのリンクがある場合は簡単に取得できます。
このオレンジのアイコンをクリックしてください。
新しいタブで当サイトのフィードページが表示されます。
このページのアドレス欄にある URL が、登録に使うフィードアドレスとなります。
コピーペーストで登録します。
当サイトのようなフィードアドレスのリンクが無いサイトの場合には、ページのソースから自力で探すしかありません。
ページの中で何もリンクが無いところを右クリックすると、「ページのソースを表示」という項目があります。
これを選択すると HTML が記述されたページが表示されるので、その中から xml ファイルのアドレスを探してコピーします。
ソースから探すのが苦手な方はアドオンもあります
Chrome・Firefox・Edge、などには、RSS 関連の拡張アドオンが色々とリリースされています。
Chrome であれば本家 Google からリリースされている「RSS Subscription Extension(by Google)」というアドオンを入れることで取得が容易になります。
公式 chrome ウェブストア
RSS Subscription Extension(by Google)
https://chrome.google.com/webstore/detail/rss-subscription-extensio/nlbjncdgjeocebhnmkbbbdekmmmcbfjd?utm_source=chrome-app-launcher-info-dialog
インストールするとこのアイコンが現れるので、取得したいサイトのトップページでアイコンをクリックします。
フィードアドレスを配信していないサイトでは、アイコンがグレーのままで取得できません。
クリックするとアドオンの専用画面が開きます。
ここからはこのアドオンの本来の使い方とは違います。
本来は事前に Feed Watcher を登録しておき、「今すぐ登録」を押すだけで一発登録できれば正しい使い方なのですが、Feed Watcher の登録用アドレスが解りません。
どなたかご存知の方がいましたらコメントやメッセージで教えて頂けると幸いです。
このページの「フィード」というリンクを右クリックし「リンクアドレスのコピー」を選択します。
Feed Watcher に張り付けると、
view-source:https://helpsupport.blog.fc2.com/?xml
このようになりますが view-source: の部分は必要ないので削除して、
https://helpsupport.blog.fc2.com/?xml
の部分だけを入力します。