自作 PC の失敗しない組み立て手順

自作 PC の失敗しない組み立て手順

女性はこういった作業が不慣れな方が多いと思いますが、ある程度ドライバーを使った作業の経験がある男性は難しくは無いと思います。
よく言われるのは、組立て式のラジコンを作った経験のある人は全く困ることは無いと言われます。
他にも例えば車のカーステレオの取り付けなどの電装品の取付けの経験などもそのまま活きてきます。
具体的にどのような作業になるかと言うと、ドライバーでビスを締める、コネクターを差し込む、配線などを束ねる、それだけです。

準備する物

  • ゴム手袋
  • サイズの合ったプラスドライバー
  • ラジオペンチかサイズの合った六角レンチ
  • ニッパー
  • CPU グリス

この中で特殊なものはCPUグリスだけで、他はホームセンターなどで売られているもので構いません。
CPU グリスは種類多く売られているものの、昔から誰もが買うのはこの一品こちらです。
評判・安心・コスパ・伝統・使いやすさ・性能、全てにおいておすすめはこれなので何も考えなくてよいです。
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自作 PC の失敗しない組み立て手順

組み立て手順

組立てに特別順序などがあるわけではないのですが、私の経験上作業しやすい手順を纏めると次のようになります。

  1. ケースの埃対策加工など
  2. ベイの確保とファンの取り付け
  3. 電源の取り付け
  4. 光学ドライブなどの取り付け
  5. ハードディスクの取り付け
  6. マザーボードの電池を一旦取り外す
  7. CPU とクーラーの取り付け
  8. ケースに IO ブラケットとスペーサーを取り付ける
  9. マザーボードをケースに取り付け
  10. メモリの取り付け
  11. グラフィックカードなど基盤類の取り付け
  12. 全ての配線の接続
  13. マザーボードの電池を取り付ける
  14. ケースを設置し、ディスプレイ、マウス、キーボードのみを取り付ける
  15. 電源についてる主電源を入れる(ケースの電源ではない)

では上の手順にそって詳細解説をします。
ゴム手袋は静電気などによるショート防止のためが第一なのですが、作業中手を切ることもあるので安全のために最初から使いましょう。

ケースの埃対策加工

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まず最初にケースの準備をします。
埃対策のフィルターなどの取り付けを行います。
ファンのサイズに合ったフィルターをケースとファンの間に挟むだけなら簡単な作業です。

筆者がおすすめするのはケースの吸気口にフィルターを取り付け、その他の余計な隙間などは埋めてしまうことです。
前面全体がメッシュになっているような物であれば、本来切って使うような大きいスポンジフィルタを面積に合わせてカットし、4辺に両面テープを使って張り付けてしまえば終わりです。
底面や背面の余計な穴は全てテープ類で塞いでしまいます。

自作 PC の失敗しない組み立て手順

ベイの確保とファンの取り付け

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光学ドライブなどを取り付ける位置を決めて、ケースの取付け部分がカバーなどで塞がれていればそこを空けて確保します。
ファンを取り付ける際には向きに注意が必要です。
最低吸気と排気で2つ取り付けると思いますが、ケースの前面や側面から吸気して、背面から排気するのが正しい風の流れです。
逆流したりどちらも吸気か排気で揃えてしまうことの無いように気をつけましょう。

ファンが3つ以上ある場合はそのケースの説明書で確認が必要です。
基本的に吸排気が同数じゃない場合は、吸気の方が多い状態にします。
排気の方が吸引型だと PC 内に埃が入りやすくなります。
CPU クーラーファンの真上にケースのファンもある場合は、CPU クーラーの向きに合わせます。
CPU クーラーの向きは大半は吹きつけですが稀に吸引もあるので、もし最初からケースに取り付けられていたとしてもそれが正しいとは限りません。
風向きは PC が起動してから確認する必要があります。
ファン本体はビスを4本止めるだけです。

電源の取り付け

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上下の向きだけ合わせてビス4本で留めるだけです。
大抵は一方向の向きでしか取り付けられないデザインになっています。
大きく重いパーツなので、万が一落とすことも考えて最初に取り付けてしまうことを強くおすすめします。
電源を先につけるとマザーボードが取り付けられないデザインの物もあるので、その辺りは臨機応変に可能な限り早めに電源を付けてしまう感じで行います。
電源からは大量にケーブルが出ていますが、全部使い切るわけではありません。

光学ドライブなどの取り付け

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上下の向きだけ合わせてビス4本で留めるだけです。

SSDとハードディスクの取り付け

自作 PC の失敗しない組み立て手順 自作 PC の失敗しない組み立て手順

向きを合わせてビス4本で留めるだけです。
基盤が付いてる方が底面です。
配線差込口がある方がマザーボード側です。
SSD は専用の取り付け場所があるケースもありますが、アダプタを取り付けて5インチベイに取り付ける方法もありますし、止めずに底に置いておくだけでも問題はありません。

マザーボードの電池を一旦取り外す

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ショートを防ぐためにボタン電池を取り外します。

ここからは一般的な手順と、筆者がおすすめする手順は大きく違います。
通常はマザーボードを取り付けてからその他全ての物を取り付けますが、それだと CPU クーラーの爪がしっかり差し込まれているか確認できないため、筆者は先にマザーボードに CPU と CPU クーラーを取り付けてからマザーボードを取り付けます。
勿論マザーボードを収めた状態でもケースの反対側から CPU クーラーの裏の部分が確認できるケースであれば、筆者も先にマザーボードを取り付けます。

CPU とクーラーの取り付け

筆者の手順でやる場合、マザーボードの裏側に大きな突起物が無いことを確認します。
突起物が無いことが確認出来たら、マザーボードの箱の上に中に入っていたスポンジを敷いてその上にマザーボードを置きます。
間違っても堅い床の上に直接置いてハンダ付けが折れることの無いように注意して下さい。

保護カバーを取り外します(ソケットカバーの中に付いてるタイプの方が多い)。
CPU ソケットのレバーを押し下げ外側にずらすことでロックを解除しソケットカバーをあける。
CPU の向きを合わせて静かに載せます。
ソケットカバーを戻してレバーを戻し固定します。

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クーラーの底面(CPU の上面との設置面)にグリスや熱伝導シートが付いてない物であれば、CPU上面にグリスを塗ります。
写真は熱伝導シートが付いてるタイプなので、拘りのグリスが無ければ一回目の取付けはグリス不要です。

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グリスを塗る際の注意としてはムラ無くなるべく薄く塗ることです。
金属表面のミクロのおうとつを埋める目的の物なので、厚く塗り過ぎると熱の伝導が弱くなり逆効果です。

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CPU 全体に又はクーラー側の設置面全体にヘラで塗る方法と、真ん中に適量置いてクーラーを取り付け圧力で押し広げる塗り方があります。
この場合適量とは4方向から少しはみ出る位で、全くはみ出ないのであれば量が足りずに設置面が不足してることになります。
はみ出るから塗り過ぎの心配が無いかというとそうではありません、検証サイトの結果によるとやはりこの方法でも塗りすぎた場合は効果が薄くなるとのことです。

少ない
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適量
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多過ぎ
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筆者はヘラで薄く塗り、クーラーを載せる際に若干傾けて空気を1方向から抜くような方法で取り付けています。
グラデーションのイメージと言ったら伝わるでしょうか?

グリスが終わったらクーラーの取り付けです。
まずクーラーのピンを矢印の方向に回し上に引き上げます。
次に引いた状態のまま反対方向に90度回し、ロック状態にします。

ロック状態
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ロック解除状態
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引き上げ
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ここが自作 PC の最大の難関で一番難しい作業です。
先にマザーボードをケースに取り付けてあるなら次の手順で進めます。
クーラーの爪の位置をマザーボードの取付け穴に合わせて載せて、クーラー本体を軽く抑えて爪を差し込みます。
ピンを対角線で二箇所ずつ同時に、カチッと音がするまで押し込みます。
同時ではきつすぎて上手く行かない場合は、交互に一本ずつ力を入れて押し込んでいきます。
十分に差し込んだらピンを回してロックします。
4箇所全てが終わったら裏側から差し込み常態の確認をします。
裏側から確認できないケースであれば一旦マザーボードを外して確認しなければなりません。
押し込みが甘い箇所があったらそこのロックを解除し一旦引き上げてやり直します。

筆者の手順でマザーボードを取り付けずにやるのであれば、裏が空間になっていないため、敷いたスポンジの厚さ次第なのですが、薄い場合は普通にやってもうまく刺さりません。
かといってベッドの上などあまりにも柔らかすぎるところでやれば、マザーボードが湾曲してしまいそれも良くないです。
筆者の場合は対角線上に二カ所をとりあえず止めて、三カ所目からマザーボードを立てた状態で裏側からボードを抑えて両手で挟むように作業します。
4カ所目が終わった時点で最初の二本をやり直して、最後に4カ所全ての刺さり具合を確認して終わりです。

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正しい状態
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押込み不足状態
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ケースに IO ブラケットとスペーサーを取り付ける

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マザーボード付属の IO ブラケットをマザーボードにはめて形が一致していることを確認します。
これを怠ると、もし形があっていなかった場合はマザーボードを取り付ける際にマザーボードの端子が折れます。
複数のグレードが出ているマザーボードの場合、共通の IO ブラケットが同封されておりグレード毎に加工してから使わなければならない場合もあります。
ケースの内側から IO ブラケットをはめ込み取り付けます。

マザーボードのビス穴の位置に合わせてケースにスペーサーを取り付けます。
間違った位置にスペーサーを取り付けると、マザーボードの裏面を破壊するので十分に注意して下さい。
ケースは色々なマザーボードに対応する必要があるため、自分のマザーボードで使わないところにもスペーサーが付けられるようになっています。

スペーサー
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スペーサー取り付け後
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マザーボードをケースに取り付け

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スペーサーの上にマザーボードを乗せますが、位置を合わせてから乗せましょう。
乗せてから動かして位置合わせをするとマザーボードの裏面を破壊します。
マザーボードを乗せる際に気を付けなければならないのは、IO パネル部分に無理な力を加えないことです。
先にパネル位置に合わせて、差し込みながらスペーサー位置を合わせるように乗せます。
全箇所のビスを留めますが、一旦全てのビスを軽く取り付けその後周囲を対角線の順で締めて、最後に中心部分を締めます。

メモリの取り付け

デュアルチャネル(複数枚)取り付けるときは、どのスロットに取り付けるべきか説明書で確認して下さい。
大抵はスロット4つのタイプが多くわかりやすく二箇所ずつ色分けされていますが、そうではないタイプもあります。
メモリは意外と差込がきつくそれなりの力を加えないと取り付けられず、破損させる恐怖心から中々苦労するかと思います。

平行に左右均等に差し込んで行き、両方のつめが勝手にカチッと音が鳴るまで差し込むのが正しい取り付け方です。
しかしあまりにきつすぎてそうはいかないケースもあり、その場合は左右交互に少しずつ差し込んで行ったり、最後の少しのところはメモリを押しながら尚且つツメも指で閉じると取り付けれます。
取付けに苦労した場合は特に、後でメモリテストを行った方が良いでしょう。

マザーボードによってはレバーが片方しかない物があります。
片方のタイプは先に固定の方を合わせて、斜めの状態から徐々に差し込んでいきます。

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グラフィックボードなど基盤類の取り付け

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グラフィックボードなど先にドライバーをインストールする必要が無い基盤類は取り付けてしまいます。
グラフィックボードとその他の基盤では、PCI スロットの形状が違うので間違うことは無いですが、グラフィックボードが複数取り付けれるマザーボードの場合は、一枚の場合何処に取り付けるのか説明書で確認して下さい。

グラフィックボードを取り付けると、マザーボードのボタン電池のところにかぶってしまう物が多いです。
その場合はこの段階でボタン電池を取り付けてしまいます。

全ての配線の接続

マザーボードの一例を見ながら接続例を説明します。
あえて古いマザーボードで説明しています。
現代のマザーボードでは IDE と FDD の端子は存在しません。

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  1. IDE コネクタ
    IDE 光学ドライブを取り付けます。
    これが無い物は SATA 光学ドライブが必要です。
  2. FDD コネクタ
    フロッピードライブを取り付けます。
    これが無い物は USB FDD ドライブが必要です。
  3. ATX 24 ピン電源コネクタ
  4. CPU ファン 4ピンヘッダー
    CPU クーラーのファンを取り付けます。
  5. ATX 12V 8ピン電源コネクタ
    4pin のタイプもありますが、大抵は電源側が両方に対応しています。
  6. フロントオーディオ
    ケースのヘッドフォンやマイクの配線を取り付けます。
  7. フロントパネル
    ケースの電源ボタンや各種ランプの配線を取り付けます。
  8. USB ピンヘッダー
    内臓 FSB パーツを取り付けます。
    一箇所に一列 4PIN セットで二つの物が取り付けられます。
  9. シリアル ATA
    優先度が高い物から数字が小さい順に取り付けます。
    HDD、その他 SATA パーツを取り付けます。
    SATA3 と SATA2 を両方備えている物は、色分けがされています。
  10. ケースファン
    マザーボードにより数が違いますが大抵 2~3 個ついています。
    ファンの回転数をシステムで自動制御する必要が無い場合は、ここからではなく直接電源に繋いでも構いません。
  11. 全ての電力が必要なパーツに電源から電力ケーブルを繋ぎます。

基本的な流れとしては、最初に電源とマザーボードを直接繋ぐ「ATX 24 ピン」「ATX 12V」「電源ファンコネクタ(あるタイプなら)」を繋ぎます。
後は取り付けたパーツを全て順に確認し、配線と電源の接続を行います。
最後にケースのフロントパネルなどの端子とマザーボードを繋ぎます。

光学ドライブは SATA ケーブルと専用の形の電源ケーブルの2本です。

SSD や HDD は SATA ケーブルと専用の形の電源ケーブルの2本です。

グラフィックボードは電源ケーブルだけですが、必要な本数とピン数は物により違います。

ファンコネクタの差し込む場所はマザーボードの説明書で確認する必要があります。
各メーカーにより表記が様々ですが、それほど大きくは変わりません。

CPU クーラーのファンを差し込むところは CPU クーラーのすぐ近くにあり、大抵「CPU FAN」となっています。

「PWR FAN」というのがあるマザーボードもあり、これは電源からファン用のコネクタが出ているタイプであればここに差し込みます。
電源からコネクタが出ているのに専用接続箇所が無いマザーボードの場合は、ケースファンを差し込むところを使いますが、その場合は電源とマザーボードの説明書をよく読み、常に回る必要があるのか、使用率によって回転数を制御する必要があるのかを調べて下さい。

その他複数のケースのファンは「CHA FAN」や「SYS FAN」と書かれたところに差し込みます。
番号が振られているので基本的に若い番号から使いますが、ファンの取り付け位置が一般的なケースであれば丁度配線が届く距離に差し込み口が配置されているはずです。
3PIN と 4PIN のところがありますが、4PIN は回転制御ができ、3PIN は常に最大回転数で回り続けます。

配線が終わったらファンにケーブルが引っかからないように束ねてケース内で固定します。

マザーボードの電池を取り付ける

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ショート防止のために取り外しておいたボタン電池を取り付けます。

ディスプレイ、マウス、キーボードの取付

必要最低限の OS のインストール時に使う物だけ取り付けます。
外付けドライブやプリンタのような周辺機器はこの時点では取り付けません。

自作 PC の失敗しない組み立て手順

主電源を入れる

電源についてる主電源を入れる。これを忘れ全てが組み上がった後にケースの電源ボタンを押しても反応せず焦ったと言う声が多いのでお忘れ無く。

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