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自作PCガイド…18 セットアップ

2016/9/6 改訂

PCが組み上がった状態からのセットアップを説明していきます。
手順は次のようになります。
基本的にシステムに深く影響するものから入れていきます。

UEFI(BIOS)のセットアップ

UEFI は、よくわからない人が適当に触ってよい部分ではありません。
各パーツの動作設定を行うところです。
簡単に言えば OS(Windows)より深い PC の中枢部だと思ってください。
自信のない方はこの項目は飛ばしてください。

現代のマザーボードはほとんどオートでセットしてくれるので、初めての方で自信がなければこの段階では触れなくても構いません。
トラブルがあるようであれば調べながら調整してみましょう。
UEFI の項目が理解できる方であれば、最初にパーツ類のスペックと一致しているか確認しましょう。
Haswell 以降の CPU で対応電源を使わない場合は「C6/C7ステート」のオフ設定は必要です。
高速起動はOS側でオフにするだけで十分なはずですが、UEFI にも同様の項目があるので、こちらもオフにしておきましょう。
起動時の待機時間の項目は最低1秒にしか設定できないとは思いますが、もしも0秒に出来るマザーボードだった場合は最低でも1秒は設定しておくように御注意ください。
UEFI に入りたいときに起動中にキーを連打しても入れなくなってしまいます。
OS 内から UEFI に自動で行けるプログラムが付属しているマザーボードであっても、0秒では失敗してしまうほどです。
最悪やってしまって入れなくなった人は CMOS クリアで初期状態に戻せます。

OS のインストール

USB タイプ の OS をインストールするなら、一度も UEFI に触れることなく Windows を使い始めることができますが、内蔵光学ドライブにディスクを入れて OS のインストールを行おうと思えば、Windows が入ってない PC の電源を一度は入れてドライブにディスクを入れなければならないので、嫌でも一度は UEFI の画面に入ることになります。
メニューの何処かに「Without Save Exit(セーブしないで終わる)」のような文の項目があるので、そこで再起動できます。
どこも変更してなければ「Save Exit ~」の項目でも構いません。
どうしても見当たらなければ、PC 本体のケースのリセットボタンでも全く問題ありません。

USB 又はディスクを入れて PC を起動又は再起動し、支持に従ってクリーンインストールします。
初めてインストールする SSD や HDD は、昔はインストール時に完全フォーマットしましたが、現代の大手メーカーのデバイスは既にフォーマット済みなので、クイックフォーマットで問題ありません。

パーティション分けに関しては、OS を入れる C ドライブは余裕を見て 100GB もあれば十分でしょう。
Windows10 Pro 64bit の 2016/9 時点での総容量は 40GB 弱です。
なるべく C ドライブの容量を削りたい方は、必要なものを全て入れて不要なものは全て削除した状態で、C ドライブの使用量が 50% 以下になるように調整します。
しかし今後のアップデートで容量は増え続けていくことは忘れないで下さい。
筆者のお勧めは、今後の OS のアップデートやプログラムの追加も考慮し使用量 30% 程度に抑えておくことです。
開きスペースに関しては後程ウィンドウズ内で好きなように何度でもパーティション分けが出来るので、この時点では気にする必要はありません。

プロダクトキーやユーザー名など必要最低限のものだけ入力し、後で設定が選択できるものは全て後回しで構いません。
Windows10 のデフォルト設定では、ファイルの共有やオンラインドライブやSNSの個人情報アクセス機能が最大限に活かされた設定となってます。
この辺りが「Windows10 は OS 自体がスパイウェアだ」とバッシングされる所以です。
全て自分で設定した後は、Windows7 や Windows XP と変わらないので御安心下さい。
むしろ設定項目が無くコッソリ情報を使っていた今までの OS の方が問題あるのですが、今回は親切に設定できるようにしたら逆にあまり詳しくない人が大騒ぎを始めてしまったといった状況です。
インストール時に自動ではなくカスタムを選び、プライバシー関連の項目をすべてオフにし、必要ならばあとからオンにしましょう。

マザーボード付属のチップセットとドライバのインストール

大抵の場合、チップセット>オーディオドライバ>LAN ドライバ>USB などその他のドライバ、の順でインストールしますが、マザーボード付属の説明書で手順の指定が無いか確認して下さい。
マザーボード付属のディスクにはあまり評判の良くない余計なプログラムなども収録されているので、わからないものまで全て入れるようなことはお勧めできません。
特にPC動作に影響のあるユーティリティ関連は絶対にインストールしないで下さい。
信じられないかもしれませんが、Windows10 の定期的な大型アップデートもあり、ASUS・MSI・Gigabyte など大手マザーボードメーカーのユーティリティもほとんどが地雷です。
対象ユーティリティ名で検索すると、どれだけ多くの人がトラブルを引き起こし酷い目にあっているかよくわかると思います。
入れてみたいユーティリティがあったら必ず先に検索して、人柱様の評判を見てから決断しましょう。

メモリと SSD と HDD テスト

Windows10 には、メモリとドライブのエラーチェック機能があります。
これで初期不良やメモリの相性問題が無いか確認します。

ドライブのエラーチェックは、PC(旧マイコンピューター)を開き、ドライブのアイコンを右クリックし、ツール>エラーチェック、で行えます。

メモリのエラーチェックは、スタートメニュー>Windows 管理ツール>Windows メモリ診断、で行えます。

更に本格的なテストをしたい方は、ドライブならメーカー公式サイトにツールなどが提供されてる場合があります。
メモリは優秀なフリーソフトで「memtest86+」というものがありますが、Windows10 発売間もない今現在は、メモリの規格が DDR4 主流に移行してる最中ということもあって、ソフトが DDR4 に対応しているか確認してから御利用することをお勧めします。

ダウンロード先、公式サイト
http://www.memtest.org/
最新版をダウンロードしましょう。

自作 PC を組上げた場合、パーツの初期不良が無くても唯一不安要素があるとすればメモリの相性問題です。
特に 16GB を 4枚刺しで 64GB などにする場合は、同じもの4枚でもそれなりに相性問題の可能性が出てくるので、必ずチェックしましょう。
昔ほど遭遇率は高くはありませんが、今後不安無く使うためにも確認しておきたいということと、基盤類の中では最も故障率の高いメモリ故に、トラブルの際に後から壊れたのか、最初から相性問題でエラーがあったのかを判断するためにも必要な作業です。

このソフトは「CD-R」「フロッピー」「USB」などいずれかに保存しブート時に選択して使うものなので、これらの準備も必要です。

CD-R に焼くなら「Pre-Compiled Bootable ISO (.zip)」を選択します。
フロッピーや USB ならそれぞれに合った物を選択します。

汎用性が高いのは CD からの起動なので、ISO イメージファイルの書き込みに対応したライティングソフトを使って Memtest86+ の起動 CD を作成してください。
ISO イメージファイルの作成に関しては、ご自分の使われているライティングソフトのヘルプなどを御覧下さい。

起動時にブートメニューを開き CD ブートで Memtest86+ を起動させます。
起動すると勝手に始まり、一回目のテストが終わると二回目が自動で始まります。
ブートメニューの開き方はマザーボードのメーカーにより異なります。
マザーボードの付属説明書を読みブートメニュー呼び出しキーを確認して下さい。
大抵は起動中に「F8キー」「F12キー」「ESCキー」などを押すことによりメニューが開きますが、これらには BIOS メニューを呼び出すキーやセーフモードで起動も割り当てられているので間違わないようにしましょう。

私は二周エラー無しでクリアしたら合格としてますが、納得いくまで何周やっても構いません。
但し一周だけというのはお勧めできません
一周目だけエラーが無くて二周目以降エラーが出るというケースもあります。

不要なものを削除

綺麗に HDD を使うためにもこの段階で余計なものは削除してしまいましょう。
使わないプログラムや最初から入っているサンプル画像やサウンド、スクリーンセーバーやマウスポインターなど、メーカー製 PC のように余計なものが大量に入ってるわけではありませんが、少なからず要らない物は入ってるので削除してしまいます。

クリーンアップソフトで不要ファイルの掃除とデフラグ

掃除ツールのフリーソフトで最も有名でユーザーも多いと思われるのが CCleaner です。
不要ファイルやレジストリの掃除を簡単に出来るので導入をお勧めします。
レジストリに関しては、余程使い込んで酷い状態でもなければ掃除しても変化がないので、まだ Windows10 が発売後間もないことや、大型アップデートが定期的にあることもあり、トラブルが出てるわけでもなければやらない方が無難かと思います。
XP の頃は自動で全部削除して問題ありませんでしたが、Windows10 のシステム関連を自動で全部削除するのは時期早々かとおもいます。
筆者は今の段階では、レジストリを検索し、アンインストールしたプログラム関連などだけ手動で個別に削除していますが、それでも十分便利です。

導入時に全項目を確認し、意味が分からない項目は削除しないように設定してください。
自信があるものだけチェックして削除しましょう。

CCleaner
http://www.piriform.com/ccleaner

この時点で解凍ソフトも必要になるので、フリーで有名・優秀なソフトを2種紹介しておきます。
複数入れる場合は関連付けは全てのファイルをどれか一つに統一しておきましょう。

Explzh
筆者が知る限り、解凍ソフトの中で最も設定が細かく、EXE ファイルから中身を抜き取る機能も魅力
http://www.ponsoftware.com/
Lhaz
簡単な物が好みの方はこちら
http://chitora.com/lhaz.html

OS のアップデート

この段階でアップデートをする理由は、大型アップデートを入れる必要がある場合、ドライバやプログラムを入れ直す必要性が出てくるからです。
もしファイルが上書きされるなどで悪影響が出るとしても、この段階であればマザーボードのチップセットとドライバを入れなおすだけで済みます。

UEFI とマザーボードドライバのアップデート確認

UEFI に関しては公式サイトでアップデートの内容を見て、自分に必要な内容が無い場合にはアップデートする必要はありません。
逆に不具合がある場合は最新のものにアップデートして解決する場合もあります。
UEFI のアップデートは失敗は許されない作業なので、問題が無いのであれば触れない方が良いというのが一般常識です。
ドライバに関しては積極的に最新のものを入れて良いかと思います。

DirectX のインストール

自分の PC 環境に合った最新の DirectX をインストールしますが、Windows10 では最初から DirectX12 がインストールされています 。
DirectX というのは本体とランタイムがあり、OS の初期状態ではランタイムは入っていないので、それを入れないことにはゲームなどは動きません。
マイクロソフトダウンロードセンターで「DirectX エンドユーザーランタイム」を探しましょう。
エンドユーザーランタイムは全ての DirectX 共通なので、12用とか9用とかがあるわけではありません。
最新のものを入れれば DirecX9 時代のものも全て入るので、当時の古いゲームも DirectX12 で動くようになります。
主に 3D ゲームなどで使われるプログラムですが、幅広く使われるプログラムなので用途に限らず必ず入れておくべきです。

Windows10 発売後ダウンロードセンターを含め、Microsoft サポートページ全体的にリンクが機能しておらず、どのリンクも Windouws10 の紹介ページに飛ばされる(意図的ではないかと思いたくなる)ことが報告されています。
下のリンクは筆者が Windows10 インストール後に実際に入れた最新の物のリンクです。
何らかの理由で他の物を入れたい場合は、リンクアドレスの最後に半角で & を付けるだけでどのリンクも正しいページを開けます。

Microsoft Download Center DirectX エンドユーザーランタイム
https://www.microsoft.com/ja-jp/download/confirmation.aspx?id=35

グラフィックカードドライバのインストール

これは最新のものが良いとは限りません
出来れば大手掲示板等で情報収集して評判の良い安定バージョンを選びインストールすることを強くお勧めします。
後に入れ直すことも出来るのでとりあえず付属のディスクからインストールするか、最新の物を入れておいてトラブルがあったり思うようなパフォーマンスを発揮しないときに情報収集しても良いかと思います。
少なくとも自分のグラフィックカード発売日より古いドライバを入れることだけはやらないように気を付けてください。

HDD の空きスペースのパーティション分けとフォーマット

OS のインストールのために C ドライブを作成しましたが HDD にまだ空きスペースあるので、そこを有効にする必要があります。
空きスペースをお好みでパーティション分けし、ドライブ名をつけてフォーマットします。
C ドライブに入れなくても動作するプログラムはなるべく他のドライブに入れましょう。
OS の入ってる C ドライブのファイルが増えるほど PC にとってはファイルを探す動作が大変になり、 OS の動作が遅くなるという問題があるからです。

光学ドライブ、ファームウェア、付属ソフトのインストール

ファームウェアとはドライブ本体に入れるドライバのようなものです。
これは一般的に後からバージョンダウンできない物なので、公式サイトを見て内容に必要性が無い場合は急いで入れる必要はありません。
基本的にトラブルが無いのであれば初期状態のまま使っていた方が良いかと思います。

その他周辺機器の接続・インストール

内臓ドライブの追加、TV キャプチャーの取り付け、内臓カードリーダー類、特に基盤をマザーボードに直接取り付ける物などを優先に取り付けてしまいましょう。
取り付ける前にドライバのインストールを行う物も多いので、しっかり説明書を読んで進めましょう。
外付けタイプの周辺機器もインストール作業がある物は最初に繋ぐ際は手順が重要です。
特に外付けの中でもプリンタはドライバのインストールをはじめ設定項目も多く、ネットワークの構築も必要なので慎重に進めましょう。

必要な場合セキュリティーソフトのインストール

この段階で取り付けたパーツのセットアップが全て終わった状態なので、アプリケーションを入れる前にセキュリティー対策を導入します。
Windows10 では最初から「Windows Defender」が入っているので、基本的に何もしなくても最低限のセキュリティは確保されています。
他の有名セキュリティソフトと比べて、一番動作が軽く、一番誤検知が少ない、実は優れたセキュリティソフトなので、Windows Defender だけで使い続けて問題ないでしょう。

セキュリティソフトはユーザーが多いメーカーほどウィルス情報も多く収集できるので、検出に強いソフトになるわけですが、その点で言えば Windows Defender は全世界の Windows ユーザー全員がインストールされているので、異次元のNo1ということになります。
他のメーカーのソフトを入れる場合は、Windows Defender はアンインストールはできないので、設定で動作を停止させます。

マイクロソフト以外のフリーセキュリティーソフトをお探しなら、2016年版フリーセキュリティーソフトの記事を書きましたので参考にどうぞ。
https://helpsupport.blog.fc2.com/blog-entry-119.html

必要なアプリケーションを重要度の高い順にインストール

まず最初にブラウザとメールソフトを入れてしまい、インターネット環境を整えてしまいましょう。
次にコーデック類を入れてしまいましょう。
動画や音楽ファイルのエンコードを行わない方でも、動画を見るだけでも必要な物なので備えておきましょう。
Adobe Reader と Adobe Flash も入れておきましょう。
単体で動く簡単なアプリケーションなどは、特に考えること無く次々入れてしまってよいです。

コーデックに関しては特集記事で纏めてますので、参考にされる方はどうぞ。
https://helpsupport.blog.fc2.com/blog-entry-56.html

システムプロパティやコントロールパネルの全項目を設定

初期状態のまま使っていて必要があったら後に変更していくという方法もありますが、自作 PC を使っていく上で PC の状態を把握しておくということはとても重要なことなので、勉強のつもりで全項目を見て解らない項目はネットで調べながらセットしていくと必要な知識が身についていきます。

また、Windows10 では先にも触れたように、初期設定では共有ファイルや個人情報提供にオープンな設定となってますので、OS インストール時にカスタムを選択した人でも、その10倍くらいの項目をオフにしなければなりません。
設定画面とコントロールパネルの両方の全ての項目を見ていけば色々出てくるので、ファイルや個人情報をオープンにしたくない人は全てオフにしましょう。

ツールバーや各種表示を好みでカスタマイズ

お好みの状態にカスタマイズしてセットアップ完了。

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