PC のおすすめセットアップ手順

PC のおすすめセットアップ手順

最終更新:2016/9/6

PC が組み上がった状態からのセットアップを説明していきます。
手順は基本的にシステムに深く影響するものから入れていきます。

UEFI(BIOS)のセットアップ

UEFI は、よくわからない人が適当に触ってよい部分ではありません。
各パーツの動作設定を行うところです。
簡単に言えば OS(Windows)より深い PC の中枢部だと思ってください。
自信のない方はこの項目は飛ばしてください。

現代のマザーボードはほとんどオートでセットしてくれるので、初めての方で自信がなければこの段階では触れなくても構いません。
トラブルがあるようであれば調べながら調整してみましょう。
UEFI の項目が理解できる方であれば、最初にパーツ類のスペックと一致しているか確認しましょう。
Haswell 以降の CPU で対応電源を使わない場合は「C6/C7ステート」のオフ設定は必要です。
高速起動(何かとトラブルが多い)は Windows 側でオフにするだけで十分なはずですが、UEFI にも同様の項目があるので、こちらもオフにしておきましょう。
起動時の待機時間の項目は最低1秒にしか設定できないとは思いますが、もしも0秒に出来るマザーボードだった場合は最低でも1秒は設定しておくように御注意ください。
UEFI に入りたいときに起動中にキーを連打しても入れなくなってしまいます。
Windows 内から UEFI に自動で行けるプログラムが付属しているマザーボードであっても、0秒では失敗してしまうほどです。
最悪やってしまって入れなくなった人は CMOS クリアで初期状態に戻せます。

Windows10 のインストール

USB タイプ の OS をインストールするなら、一度も UEFI に触れることなく Windows を使い始めることができますが、内蔵光学ドライブにディスクを入れて OS のインストールを行おうと思えば、Windows が入ってない PC の電源を一度は入れてドライブにディスクを入れなければならないので、嫌でも一度は UEFI の画面に入ることになります。
メニューの何処かに「Without Save Exit(セーブしないで終わる)」のような文の項目があるので、そこで再起動できます。
どこも変更してなければ「Save Exit ~」の項目でも構いません。
どうしても見当たらなければ、PC 本体のケースのリセットボタンでも全く問題ありません。

USB 又はディスクを入れて PC を起動又は再起動し、支持に従ってクリーンインストールします。
初めてインストールする SSD や HDD は、昔はインストール時に完全フォーマットしましたが、現代の大手メーカーのデバイスは既にフォーマット済みなので、クイックフォーマットで問題ありません。

パーティション分けに関しては、OS を入れる C ドライブは余裕を見て 200GB 程度は確保しておきましょう。
Windows10 Pro 64bit の 2016/9 時点での総容量は 40GB 弱ですが、今後大型 UPD を繰り返していってどこまで膨れ上がるか予測が付きません。
筆者のおすすめは、250GB の SSD をそのまま C ドライブとして使うことです。
OS のドライブは PC 使用時は常に何かと書き込まれているので、SSD の構造上容量が大きいほど、空きスペースが多いほど寿命が延びるので、C ドライブが無駄に空いていることは大いに結構なのです。

プロダクトキーやユーザー名など必要最低限のものだけ入力し、後で設定が選択できるものは全て後回しで構いません。
Windows10 のデフォルト設定では、ファイルの共有やオンラインドライブや SNS の個人情報アクセス機能が最大限に活かされた設定となってます。
この辺りが「Windows10 は OS 自体がスパイウェアだ」とバッシングされる所以です。
全て自分で設定した後は、Windows7 や Windows XP と変わらないので御安心下さい。
むしろ設定項目が無くコッソリ情報を使っていた今までの OS の方が問題あるのですが、今回は親切に設定できるようにしたら逆にあまり詳しくない人が大騒ぎを始めてしまったといった状況です。
インストール時に自動ではなくカスタムを選び、プライバシー関連の項目をすべてオフにし、必要ならばあとからオンにしましょう。

マザーボード付属のチップセットとドライバのインストール

大抵の場合、チップセット>オーディオドライバ>LAN ドライバ>USB などその他のドライバ、の順でインストールしますが、マザーボード付属の説明書で手順の指定が無いか確認して下さい。
マザーボード付属のディスクにはあまり評判の良くない余計なプログラムなども収録されているので、わからないものまで全て入れるようなことはおすすめできません。
特にPC動作に影響のあるユーティリティ関連は絶対にインストールしないで下さい。
信じられないかもしれませんが、Windows10 の定期的な大型アップデートもあり、ASUS・MSI・Gigabyte など大手マザーボードメーカーのユーティリティもほとんどが地雷です。

対象ユーティリティ名で検索すると、どれだけ多くの人がトラブルを引き起こし酷い目にあっているかよくわかると思います。
入れてみたいユーティリティがあったら必ず先に検索して、人柱様の評判を見てから決断しましょう。

メモリと SSD と HDD テスト

Windows10 には、メモリとドライブのエラーチェック機能があります。
これで初期不良やメモリの相性問題が無いか確認します。

ドライブのエラーチェックは、PC(旧マイコンピューター)を開き、ドライブのアイコンを右クリックし、ツール>エラーチェック、で行えます。
更に本格的なテストをしたい方は、ドライブならメーカー公式サイトにツールなどが提供されてる場合があります。

メモリのエラーチェックは、スタートメニュー>Windows 管理ツール>Windows メモリ診断、で行えます。
メモリ診断は Windows のメモリ診断で十分ですが、もしも Windows のメモリ診断では問題無いのに、明らかにメモリトラブルのような症状が出るようであれば、古くからある memtest86 というメモリ診断のフリーソフトで調べてみるのも良いでしょう。
memtest には memtest86+(本家)memtest86(派生型)があります。

memtest86+
本家の方は DDR3 で開発が止まっており DDR4 には対応していません。
開発が再開されない限りは現代の環境では使ってはいけません。

http://www.memtest.org/

memtest86
派生型の方は開発が続いており DDR4 にも対応しています。
仕様の際にはサイトをしっかり読んで自分のメモリが対応しているか確認して下さい。

https://www.memtest86.com/

メモリの初期不良が無くても稀にメモリの相性問題でエラーが出る場合もあります。
とはいえ DDR2 時代は多発していましたが、DDR3 以降は極稀にしか遭遇することは無いと思います。
それでも 16GB を 4枚刺しで 64GB などにする場合は、同じもの4枚でもそれなりに相性問題の可能性が出てくるので必ずチェックしましょう。

不要なものを削除

綺麗に HDD を使うためにもこの段階で余計なものは削除してしまいましょう。
使わないプログラムや最初から入っているサンプルファイルなどを削除します。
メーカー製 PC のように余計なものが大量に入ってるわけではありませんが、少なからず要らない物は入っています。
Windows10 には OS に含まれているアプリケーション以外にも、ストアで配布されているアプリケーションもプリインストールされています。

不要ファイルの掃除とデフラグ

Windows10 に標準搭載の「ディスククリーンアップ」と「デフラグ」を実行します。
最低限これだけやっていれば問題はありませんが、今後のことも考えれば更に強力な掃除ソフトを導入するのもおすすめです。

筆者も XP 時代から愛用し続けている、フリーソフトで最も有名でユーザーも多い CCleaner などが良いかと思います。
不要ファイルだけでなくレジストリの掃除を簡単に出来るのも魅力です。
CCleaner に関しては下のリンク先で紹介しています。

「CCleaner」PC 内の不要ファイルとレジストリの掃除ができるフリーソフト

この時点で解凍ソフトも必要になるので、フリーソフトで有名・優秀なソフトを2種紹介しておきます。
複数入れる場合は関連付けは全てのファイルをどれか一つに統一しておきましょう。

Windows10 のアップデート

この段階でアップデートをする理由は、大型アップデートを入れる必要がある場合、ドライバやプログラムを入れ直す必要性が出てくるからです。
もしファイルが上書きされるなどで悪影響が出るとしても、この段階であればマザーボードのチップセットとドライバを入れなおすだけで済みます。

UEFI とマザーボードドライバのアップデート確認

UEFI に関しては公式サイトでアップデートの内容を見て、自分に必要な内容が無い場合にはアップデートする必要はありません。
逆に不具合がある場合は最新のものにアップデートして解決する場合もあります。
UEFI のアップデートは失敗は許されない作業なので、問題が無いのであれば触れない方が良いというのが一般常識です。
ドライバに関しては積極的に最新のものを入れて良いかと思います。

DirectX のインストール

Windows10 では最初から DirectX12 がインストールされており、これには下位互換性があります 。
DirectX というのは解りやすく言うと本体とランタイムがあり、Windows の初期状態ではランタイムは入っていないので、それを入れないことにはゲームなどは動きません。
DirectX とそれに関連したトラブルについては別の記事で書いてるのでこちら↓をご覧下さい。

Windows10 環境での DirectX インストール状況と 9.0C 対応方法

グラフィックボードのドライバインストール

これは最新のものが良いとは限りません
出来れば大手掲示板等で情報収集して評判の良い安定バージョンを選びインストールすることを強くおすすめします。
後に入れ直すことも出来るのでとりあえず付属のディスクからインストールするか、最新の物を入れておいてトラブルがあったり思うようなパフォーマンスを発揮しないときに情報収集しても良いかと思います。
少なくとも自分のグラフィックカード発売日より古いドライバを入れることだけはやらないように気を付けてください。

HDD の空きスペースのパーティション分けとフォーマット

Windows10 のインストール時に C ドライブを作成しましたが、SSD や HDD にまだ未使用領域ある場合はそこを有効にする必要があります。
空きスペースをお好みでパーティション分けしてドライブ名をつけてフォーマットします。

光学ドライブのファームウェア・ドライバのインストール

光学ドライブを取り付けた人は必要な物を入れる必要があります。 ファームウェアとはドライブ本体に入れるドライバのようなものです。
これは一般的に後からバージョンダウンできない物なので、公式サイトを見て内容に必要性が無い場合は急いで入れる必要はありません。
基本的にトラブルが無いのであれば初期状態のまま使っていた方が良いかと思います。
最近の光学ドライブでは特にドライバが必要ではない物が大半です。
この時点では付属ソフトはインストールしないで下さい。
使う段階になってから必要なソフトだけをインストールすることを強くおすすめします。
ある程度 PC 知識のある人は付属ソフトで使うのはディスクを焼くソフトだけで、その他は一切使いません。

その他周辺機器の接続・インストール

内臓ドライブの追加、TV キャプチャーの取り付け、内臓カードリーダー類、特に基盤をマザーボードに直接取り付ける物などを優先に取り付けてしまいましょう。
取り付ける前にドライバのインストールを行う物も多いので、しっかり説明書を読んで進めましょう。
外付けタイプの周辺機器もインストール作業がある物は最初に繋ぐ際は手順が重要です。
特に外付けの中でもプリンタはドライバのインストールをはじめ設定項目も多く、ネットワークの構築も必要なので慎重に進めましょう。
PC において説明書を読まずに適当に繋ぐというのは絶対にやってはならない行為で、後からとんでもない手間がかかったりします。

必要な場合セキュリティーソフトのインストール

この段階で取り付けたパーツのセットアップが全て終わった状態なので、アプリケーションを入れる前にセキュリティー対策を導入します。
Windows10 では最初から「Windows Defender」が入っているので、基本的に何もしなくても最低限のセキュリティは確保されています。
他の有名セキュリティソフトと比べて一番動作が軽く、一番誤検知が少ない、実は優れたセキュリティソフトなので、Windows Defender だけで使い続けて問題ないでしょう。

セキュリティソフトはユーザーが多いメーカーほどウィルス情報も多く収集できるため検出に強いソフトになるわけですが、その点で言えば Windows Defender は全世界の Windows ユーザー全員がインストールされているので、異次元の No1 ということになります。
他のメーカーのソフトを入れる場合は Windows Defender はアンインストールはできないので、設定で動作を停止させます。

マイクロソフト以外のフリーセキュリティーソフトをお探しなら、こちら↓の記事も参考にどうぞ。

「Avira・AVG・Avast」無料セキュリティーソフト比較

必要なアプリケーションを重要度の高い順にインストール

まず最初にブラウザとメールソフトを入れてしまい、インターネット環境を整えてしまいましょう。
次にコーデック類を入れてしまいましょう。
動画や音楽ファイルを全く使わないという人には不要ですが、多くの人は必要かと思います。
単体で動く簡単なアプリケーションなどは、特に考えること無く次々入れてしまってよいです。

コーデックに関しては特集記事で纏めてますので、参考にされる方はどうぞ。

PC で全ての動画・音声を再生できるコーデックの準備

システムプロパティやコントロールパネルの全項目を設定

初期状態のまま使っていて必要があったら後に変更していくという方法もありますが、自作 PC を使っていく上で PC の状態を把握しておくということはとても重要なことなので、勉強のつもりで全項目を見て解らない項目はネットで調べながらセットしていくと必要な知識が身についていきます。

また Windows10 では先にも触れたように、初期設定では共有ファイルや個人情報提供にオープンな設定となってますので、OS インストール時にカスタムを選択した人でも、その10倍くらいの項目をオフにしなければなりません。
設定画面とコントロールパネルの両方の全ての項目を見ていけば色々出てくるので、ファイルや個人情報をオープンにしたくない人は全てオフにしましょう。

ツールバーや各種表示を好みでカスタマイズ

お好みの状態にカスタマイズしてセットアップ完了。

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