Windows10 Pro・Home、64bit・32bit、パッケージ・DSP の違いと注意点

Windows10 Pro・Home、64bit・32bit、パッケージ・DSP の違いと注意点

最終更新:2019/3

Windows10 はこれまでの Windows と違い、マイクロソフトでは最後の Windows として発表されています。
今後はアップデートにより Windows 10 を進化させ続けるとされており、ただの OS ではなくサービスとして提供するという扱いとなっています。
ユーザーとしては「是非そうして欲しい」と言いたいですが、「では何故今までそうしなかったのか?」という疑問もあります。
今後大きな変化が必要無いとも思えないので、ユーザー側としては「ここまでハッキリ発表したのだから、少なくとも長く使えることは間違いないだろう」程度に受け取っておいた方が良いかもしれません。

現在の OS 選びはとてもシンプルで、「Windows10 Home」か「Windows10 Pro」を選ぶだけです。
Windows10 を購入する際に知っておかなければならないことがあります。
Windows10 には様々な販売形態があり、どれも全く同様に機能するものですが、それぞれ価格が大幅に違うという点です。

Windows10 の販売形態

パッケージ版
最も一般的な物で、32bit 64bit 両方の USB が入っていますが、これまでの Windows では価格が圧倒的に高かったです。
Windows10 では DSP 版との価格差がほぼ無くパッケージ購入が主流です。
アップグレード版
古い OS からアップグレードするものですが、特別安いわけでもないので後の不便さを考えたら選ばない方が良いでしょう、インストールしなおす際に以前の OS のディスクが必要になったりします。
Windows10 では無料アップグレード期間が設定されるなど、これまでとは違った状況なので、今後アップグレード商品が発売されるのかは不明です。
OEM、DSP版
これまでの Windows では価格はパッケージ版に比べて半額程で、自作 PC を使う人達にとって最も一般的な選択でしたが、後述する認証問題の理由により Windows10 ではこれらは選ばない方がよいかもしれません。

価格に関しても Windows10 ではこれまでの常識とことなり、パッケージ版とほぼ同じ値段で売られています。
一方の bit しか選択できないので、旧 OS のように半額まで下がらないのであれば、全く選ぶ理由がありません。
何故パッケージ版と同じ値段というありえない状態なのかは不明ですが、現状は買う人はいないと思われます。

OEM は PC 全体にバンドルという形(セット販売のような意味)で売られる物であり、メーカー製 PC に入ってる OS などがこれにあたります。
DSP はパーツ一つにバンドルという形で販売されるので、ほぼ商品価値の無いような安価なパーツとセットで安く売られています。
中古メモリや USB ポートなど1000円以下の物とセットで売られるほどです。

厳密にはセットで購入したパーツと一緒に使い続ける制約があるのですが、数種のパーツと同時に OS を購入してもどのパーツにバンドルされたかは記録するものは一切無く、販売店がマイクロソフトに通知しているわけでもなく、何かのトラブルでマイクロソフトに問い合わせをするときに尋ねられたとしたら、自分でパーツを一つ選んで自己申告するだけです。

もし制約を守って使うことに拘るのであれば、壊れても良い無くても良いパーツを選べばいいです、USB ポートなどがそれにあたります、もしこのパーツが壊れても使わずに本体に取り付けておけばよいだけの話しです。
これが CPU やグラフィックカードにバンドルしていたらどうなるでしょう、壊れたら取り外して同じ場所に新しい物を取り付けるわけですから、壊れたものを残しておくことが出来ません。

現実にはこのようなことを気にして購入されてる方はいません、全く使い物にならない動くかもわからないゴミ同然の中古メモリと一緒に販売されてることを考えれば、気にする必要が無いことに気付かれるかと思います。

Windows10 の認証に関して

Windows10 ではマイクロソフトアカウントの紐付けがあったりなど、これまでの Windows と比べ厳しい傾向にあるようです。

DSP 版に関しても今回は扱いが厳しいとの話が出てます。
OS 側にバンドルされたパーツが記録されているとか、パッケージ版より認証基準が厳しいなど、これまでの常識では考えられない話が出回ってます。
上記の価格の問題もあり Windows10 はパッケージ版しか選択の余地はないです。

エディションの違い

Windows 10 のエディションは PC 向けは4種類で、モバイル OS なども含めると全7種類となります。
その内、一般ユーザー向けは Home と Pro の2種類のみとなっており、歴代の Windows に比べて非常にシンプルです。
ここでは PC 版の4種類の違いについて説明します。

Windows 10 Home

最も基本的なエディションです。
歴代の Windows の常識として Home に含まれるものは Pro 以上の全てのグレードにも含まれるので、Pro との価格差があるなら選択候補になりますが、差が少ないなら迷わず Pro をおすすめします。

代表的な新機能
Cortana
音声操作機能とその他 PC 全般のヘルプ的な役割。
Micorsoft Edge
IE(インターネットエクスプローラー)に変わる、新しいインターネットブラウザ。
Windows Hello
顔や指紋認識機能。使用するためには専用機器が必要。
Continum
タッチパネル特化した操作機能。タッチパネルに対応したディスプレイが必要。
Xbox One ストリーミング機能
Xbox One と繋ぐことができ、Xbox One のゲームをやれるだけの PC スペックがあれば、PC にコントローラーを繋ぎ、PC のディスプレイでストリーミングプレイが出来る。
※Xbox One のゲームソフトを PC に入れて使えるという意味ではなく、別の部屋にある Xbox One をルーターを介して PC でプレイ出来るという意味。
また、ソフトが対応していれば PC 版の同タイトルを購入した場合、これまでと違い Xbox One とクロスプレイ(マルチプレイ)が可能になり、実績なども共有される。

ご覧のとおりで、これまでの Windows と比べて重要な進化は何もありません。
どれも大半の人が全く使わない機能のため、実質セキュリティと UI(OS の見た目や操作感)が変わっただけだと思ってよいです。

Windows 10 Pro

Home エディションの内容に加え、企業向けのコンテンツの一部追加したエディション。
Windows update for Business
アップデートのタイミングを任意に設定可能。
Remote Desktop
インターネットを介して別の PC を遠隔操作可能。
BitLocker
USB 接続などにロックをかけられる。
Business Store for Windows 10
ビジネス系のアプリのストアに接続可能。

以前の Windows では、最大搭載メモリ量が最も大きな違いでしたが、Windows8 からは Home でも有り余る最大搭載量になったこともあり、ハードウェアの面は判断材料になりません。
Windows10 では対応する最大メモリ量は、32bit で 128GB、64bit で 2TB、となっており、現代のハードウェアでは最上級でも 64~128GB が限界です。

歴代の Windows と同様、Pro の最大の魅力は他の PC の遠隔操作、リモートデスクトップになるかと思いますが、この機能を使うためには受け入れる側(ホスト側)が Pro でなくてはなりません。
つまり Pro から Home へのリモートアクセスはできなく、逆に Home から Pro にはリモートデスクトップ接続が可能です。
この点は大きな違いなので、複数の PC をお使いになる場合は、全部 Pro を選んでおくのがおすすめです。

ビジネス系のアプリのストアに接続に関しては、筆者はそれほど大きな魅力とは感じません。
通常のストアと重複しているものが大半のように見えますし、Home では動かないアプリなんてのは存在しないわけですから、アプリを作成する側としても多くの人に使ってもらいたいと思えば一般ストアで公開するのは当たり前かと思います。
ビジネスストアは企業で有料アプリを購入するときに、複数台の PC にインストールするためのライセンス問題のためにあるようなものなので、個人ユーザーにはほぼ関係ないと言ってよいでしょう。

アップデートのタイミングの変更というのは、正直言って何のためにあるのかわからない機能です。
確かに遅らせることはできるのですが、遅くても35日後にはインストールされるので、特に使い道が見つからない機能です。
基本的に Windows10 は強制でアップデートです。

こうして見比べると Pro と Home の大きな違いはリモートデスクトップによる遠隔操作ができることだけかと思います。
価格が同じなら当然 Pro をおすすめしますが、価格差があったり PC は1台しか所持しない人は Home もおすすめです。

Windows 10 Enterprise

企業向けのエディション。
Windows10 Pro より更に中規模から大規模の企業に必要とされる高度な機能が追加されます。
主にセキュリティ面の強化の違いだけと思ってよいでしょう。
一般ユーザーは購入できません。

Windows 10 Education

教育機関向けのエディション。
Windows10 Enterprise をベースに、更に教育機関のニーズに合わせて設計されています。
一般ユーザーは購入できません。

64bit と 32bit の違い

現代ではパーツ類は全て 64bit 対応と言っていいので、その面は気にする必要はありません。
アプリケーションの対応の有無が気になるところですが、これから登場するアプリケーションで 64bit 非対応というのはありえません。
逆にアプリケーションを開発するような人が 32bit OS を使うようなことは無いので、今後フリーソフトなども 64bit のみ対応というものが出てくるでしょう。
古くから使っているソフトが 64bit 非対応で、どうしてもそれを使わなければならないという人以外は、32bit を選ぶ理由は全くありません。

64bit と 32bit の最大の違いは、物理メモリの最大搭載量です。
32bit は 4GB までしか搭載できないので、事務作業専用のPCでもない限りは全く不十分です。
現代ではマザーボードやメモリが、一般的なモデルの中でのハイスペックでも 64GB までなのと、それ以上のメモリを必要とされてない状況なので、64bit さえ選んでおけばメモリの搭載量を気にする必要は無いでしょう。

以下 64bit 版の最大搭載メモリ量の違いです。

  • Windows 10 Pro 最大 2TB のメモリ搭載が可能
  • Windows 10 Home 最大 128GB のメモリ搭載が可能
  • Windows 8.1 各エディションとも最大 512GB のメモリ搭載が可能
  • Windows 8 各エディションとも最大 128GB のメモリ搭載が可能
  • Windows 7 Professional / Ultimate 最大 192GB のメモリ搭載が可能
  • Windows 7 Home Premium 最大 16GB のメモリ搭載が可能

※Amazon から通販購入を検討されてる方へ。
筆者は OS は大抵 Amazon から購入しますが、購入する際は注意して頂きたいことがあります。
Amazon に参加しているショップが海賊版(不正規品)などを販売していることが多いので、購入の際には他より割高だったとしても必ず販売者が「Amazon」の物を選びましょう。

Windows10 Pro・Home、64bit・32bit、パッケージ・DSP の違いと注意点 Windows10 Pro・Home、64bit・32bit、パッケージ・DSP の違いと注意点

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